結婚できなくなった花嫁の悲劇 | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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今月17日、アメリカABCテレビのニュースから。登場するご両人には、心から「お気の毒に」としか言いようがない(→記事リンク)。



レイチェル・フリードマン(Rachelle Friedman)さんは25歳で、ダンスとエアロビクスのインストラクター。結婚式をまぢかに控えていた。初めてのボーイフレンドと結ばれるという絵に描いたような幸せな結婚が待っているはずだった。



Rachelleさんは仕事から帰宅して、友達とバージニア・ビーチに遊びに行き、水着に着替えてプールへと向かった。プールサイドに行くと、いつものように友達がふざけてRachelleさんを押してプールに落とした。プールサイドではよく見る光景である。



ところが、Rachelleさんはプールの底にまっさかさまに落ち、頭を底に激しくぶつけた。水中で、体が動かなくなってしまったことに気づく。賢明なRachelleさんはことを察し、パニックに陥ることなく水面に上がるまでじっとして、浮かんだ時点で助けを求めた。友人が助け出し、すぐに病院に運ばれた。



脳損傷で胸から下が麻痺していた。診察を終えた医者は「一生歩けないだろう」と宣告。車いすの生活を強いられることとなった。



しかし、天性の明るさを持ち、誰からも愛されるRachelleさんは、原因となった友達に何を言うでもなく、ただ運が悪かっただけだと言い切る。本当にたいした女性である。



ところで、2人の結婚はどうなるのか? 男性のほうもRachelleさんに負けずたいした男性である。Rachelleさんを変わらず愛している。



だが、もう1つの問題が発生する。



Her betrothed is still devoted to her, even if he can no longer make his devotion official, lest Rachelle lose the Medicaid benefits she now relies on.

「Rachelleさんが現在受けている医療給付を止められないように正式に結婚できないのではあるが、彼女の花婿も変わらず献身的に彼女を支えている」



文面からはわかりにくいが、こういうことだ。



この事故の後遺症で大きな出費を強いられるようになったものの、Rachelleさんは医療給付を受けることになった。ところが、もし2人が結婚して籍を入れると、合算した年収が補償限度を上回って、給付が受けられなくなってしまう。もし給付を受け続けたければ、2人はずっと結婚できない。



もし無理して結婚してしまえば、男性の収入から自分で医療関係の出費をかなり割かねばならない。その先には生活苦が待っている。事故のせいで、愛し合う2人の結婚が現実的ではなくなってしまった。



本当にいたたまれない話だが、インタビューに普段どおりにこたえるRachelleさんの天性の明るさが救いである。2人には幸せになってほしいと心から願う。




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