彼女が言った…その
「衝撃の言葉」とは?
施術ベッドのこの「穴」の部分に関係があった。
うつ伏せ状態でも呼吸が出来る
空気穴である。
通常、この空気穴の周りに穴の開いた枕と
胸当てを置いてうつ伏せになるのだ。
彼女が起き上がった瞬間こう言った。
「兄さん
バケツ要りますわ。
よっ ヨダレが…(笑)」
今度、百均でバケツ買ってきます。」
っと彼女が言ったのを聞いてボクは
「あぁ東北地方にも「百均」は
確かに…息づいているのねっ!!」
とふっと思った(笑)
仰向けになった状態で、足首のツボを押し
外内のくるぶしをクルクルと押し回し、足裏
に圧をかける。
そして、時間の関係で「必要な人にだけ」
腹部の施術をするのだが、この腹部には
実は…意味がある。
特に、人のココロやカラダに触れる仕事の
人は、少なからずクライアントや患者さん
から「相手のネガティブなモノ」を受け取り
それらを丹田(ヘソの3cm下)に溜めている。
なぜ?僕がそう考えているのかと言うと…
それで自分が死にかけた経験をしたから
なのである。
施術者やカウンセラー、占い師等の人は
どうしてもここに溜めてしまう。
何故なら…
基本的にこれらの職業を選ぶ人は、誰か
を楽にしたい、癒したい、何か生きる為の
お手伝いがしたいと考えているからだ。
それはある意味「その人のしんどいモノを
受け止める」というお仕事だから。
彼女のお腹に手を当てた時
少し大げさに言えば…
今までご自身が必死で生きてきた間に
救えなかった魂やその想いへの懺悔や
自分を責める気持ち、押し殺してきた沢山
の涙…患者さんから受取った痛みの様な
モノを感じた。
東北の大震災で被災した彼女には
その経験をした人間にしか判らない
ココロの傷が確かにある様な気がした
のだった。
右手を丹田にあて、左手は腰にあてて
掌で挟むようにして右手から「氣」を入れて
左手で吸い込む様にしてこう思う。
この人が気付かずに溜めているこの
悲しい思いを吸い込めます様に…と
それなりに僕にもダメージはあるのだが
以前の様に僕自身が溜めこむ事はない。
8年前、溜めこんで自分が死にかけた時
姫路・妙泉寺、真言宗の祈祷師の称号
を持つ、山崎教現住職に助けて頂いた
からだ。
取れるだけのネガティブな思いは取って
あげたので、次にご要望の「小顔施術」
問題は今日に限って、彼女どうやら右側
の頬下のリンパを腫らしているらしい。
「リンパが腫れる」と言うのは、決して
悪い事ではない。
リンパとは…簡単に言えば人間の免疫
機能であり、血液中の白血球では賄えない
細菌やウイルスをリンパという免疫でカバー
している。
だから「リンパが腫れてる」のは、今まさに
外敵と戦ってくれているということなのだ。
問題は、その腫れが4日目に突入した場合
リンパが外敵に負けている可能性があり
この結果、リンパ腫となったりするのである。
(※全てがそうではないが…。)
リンパと思われる部位に腫れを確認してから
3日間、熱や腫れがひかない時、4日目には
必ずお医者さんで受診されることをお勧めする。
小顔施術とは、簡単に言えば、鎖骨の下に
あるリンパ管が静脈と交わる部位である
「鎖骨下静脈角」と呼ばれる鎖骨下静脈
と内頸静脈の合流部をに圧をかけてリンパ
液を流れやすくして、更に下図の赤部分
「胸鎖乳突筋」の外側のリンパも流れやすくした
上で、顔の浮腫みの原因となる表情筋の間に
あるリンパ液を流すというもの。
案外、老廃物が貯まっていたりするので、グリグリ
すると痛いが、激痛にならない様に丹念に流して
行くのが施術者の腕だと思う。
(※描いた眉毛はなくなりますけど…)
そんな訳で、約2時間ちょっとに及ぶ施術を終え
残り時間でカウンセリングをまとめねばならない。
さて、ここからが本題。
がっ…しかし
またしてもこの人。
凄い事を言いだした。
時間ないのに~(汗)
一体、何を言い出したのか?
次回最終話、全てが明らかになる?
んっ?
つづく




