が当時いなかったせいか…
勝手に峰不二子ちゃん
の様な見た目のイメージ
を勝手に持っていたのだが…
一言でいえば…
肝っ玉
母ちゃん。
お土産を手に丁寧な挨拶を頂いた。
スピリチュアルの世界
に対する理解はもっていたので
氣功を使うボクの
特殊な整体と
霊的な
能力の説明も
すぐに理解してくれた。
雑談で笑わせながら
カウンセリングをすすめていく。
風俗嬢であるからといって
単にエロいから
務まるという訳ではない。
お客様の心を癒すという部分では
まさにサービス業なのだ。
つまり、思いやりや気遣い、まごころ
がなければトップに登り
つめるのは決して容易なことではない。
彼女には旦那さんとお子さんが
おられたが、生活の為、高収入を
得なければいけない事情があった。
夫がしっかり働いて大黒柱に成り得
なければ奥さんが頑張って働かねば
ならない。
そんな事情がありながらも
前向きで明るい性格で家族を支え
今まで乗り越えて来たのだろう。
興味本位で聞いてはならないという
思いもあったが、如何せん
「風俗」というものの
経験のないボクには、あまりにも
情報が不足していた。
すぐに霊視で感じたのは
ピュアで優しい心の持ち主故に
同僚やお客様からの「念」をまとも
にくらってしまう事。
お店でトップセールスをあげれば
やっかみも半端ではないのは
普通の会社でも良くあること。
例え相手の辛く、悲しい話を聞いても
とにかく、相手の波長に合わせずに
それがその人の
学びであるという自覚。
そして、聞く事くらいしか
出来ないのが
当たり前だという自覚。
とにかく、まず「念」をもらわないという
ことの対処法を教えながら、ポツポツと
仕事での悩み事を彼女は話し始めた。
「お客さんの要求に
答えられないことが・・・あるんです。」
思わず
「どんな
要求ですか?」
と聞き返した。
「それは・・・
言葉責め・・
なんですぅ~。」
「言葉責め」というプレイらしいが
正確に言えば・・・
要は、お客様に対してあえて
「S」的な発言をする事によって
性的顧客満足度が
上昇するというものらしい…。
良い子も見ているので…
(可愛い姪っ子がボクの
ブログを見て爆笑してるらしい)
具体的な内容に関しては触れないが。
※豊かな妄想力を
駆使して下さい。
青年諸君っ!!
つまり
蔑(さげす)
まれる快感
という奴だろう。
(はっきり言ってよくわからん…
売られた喧嘩は買う性分なので)
店の他の女の子でこの
「言葉責め」が上手な
人がいて、その「責め」を求めて
やってくるお客さんもいるとのこと。
常連さんに「言葉責め」を求められた
時に彼女はいつもこう思うらしい…
「何て言えば
いいのか…
わからーん
(涙)」
例えばどんな風に責めるのですか?
という問いに帰ってきたその
「ぎこちない答え」
に爆笑してしまった。(これは失礼っ!!)
彼女にとっては
「この仕事むいてるのかな?」と
思うくらい真面目な問題なのだが
その根底にあるのは
器用に何でも出来ない
自分が果たしてお客様を
満足させて、癒してあげ
られているのか
自信がない
という思いだと感じた。
ボクは少し昔の話をした。
今から6年前まで、宝塚で
イタリアンのオーナーシェフとして
10年間、厨房で料理を作っていた。
シェフ修行時代、お客さんが10人
いれば、10人全員「旨い~」とうなる
ような料理を目指していたが
それは無理
だってことをあとで理解したのだ。
それはつまり…
こういうこと。
厨房で生きたまま飼いつつ
丁寧に砂抜きをした瀬戸内の
大粒あさり。
イタリア産の
サンマルツァーノ種
のトマトを使った
ホールトマトを潰して、酸味
とこくを…
国産の桃太郎トマト
を湯むきしてコンカッセ(サイコロ
切り)にし、食感を足して負けない
位の香りを持つ
ベルトーレの
EXヴァージン
オリーブオイルに
潰した国産6片ニンニク、隠し風味に
生バジルと
エストラゴン
そして辛口ワイン。
これで旨いパスタが出来ないはずは
ないのだが…
この
完璧な
ヴォンゴレ・ロッソを
「美味しくない」
と吐き捨てる人が
必ずいるのである。
その答えは簡単。
トマト嫌いな人。
あさり嫌いな人。
もしくは…
パスタ嫌いな人。
その人達にとっては
絶対注文しない料理。
そうなのです。
10人いれば趣味も趣向も味覚も違う。
だって、生まれた国や目や髪や肌の色。
性別や生きた時代や好きな音楽。
育った環境、思考や宗教観。
誰一人全て同じっていう人がいないから
10人いれば
10通り
の価値観
がそこには存在する。
だからボクが目指したのは…
10人いたら
8人くらい
喜んでくれれば
いいんじゃね?
的な発想。
完璧主義だった
ボクの価値観が
変わったのはその頃だったかな?
多分、それは「料理」を通じての
ひとつの「学び」
だったのだと思う。
彼女はどんなお客さんにも
対応して満足して
欲しかったのだ。
それが出来ない自分に自信を
持てないでいた。
お店でトップの地位にあったとしても…
ボクは最後に彼女にこう説明した。
「言葉責め」
できなくても・・
いいんですよって。
それでも指名してくれるお客さんが
沢山いてくれるから
トップなんでしょ‼
あなたに求めているのはきっと
母性的な愛情
なんだと思う…と
男はみんな
「母ちゃん」には
勝てない。
だって、母ちゃんから
産まれてくるんだもの。
あなたのそのままの色で
いいんですよって
だから
自信をもち
言いなさい。
「言葉責め」
は上手にできないけど…
ここに愛は沢山ありますよ
って。
だから、自信を持ってね。
彼女はどこか腑に落ちたような笑顔を
見せてくれた。
他にも沢山お話したが…
やっぱり姪っ子が見てるのでごめんね。
あとは豊かな
妄想力で
旅立って
下さい。
青年達よ。
そんなわけでカウンセリングを終え
整体で身体が楽になったご様子。
結構、色んな
念が左肩に乗っていた
ので、こそっと
祓ってた
ので、良くわからんけど軽くなった~
って、すっごい喜んで帰られました。
しかし、まさかその9日後…
今度は二十歳の愛娘
を連れてくる事に
なろうとは。
そして
驚愕の事実
がっ…。
次回、風俗嬢の憂鬱
(最終話)ご期待下さい。
つづく
