スタバの悲劇 | 自由の女神になりたくて。(New York 50歳からの育児)

自由の女神になりたくて。(New York 50歳からの育児)

世界一物価と生活費が高いニューヨークで、アラフィフ女子、老後の心配どころか、49歳で妊娠出産、50歳から新米ママになった!めちゃくちゃ生きてる感あり、育児は学び!毎日が修行!人生これからも勝負な超高齢ママの人生記録ブログ

 

マンハッタンには、無数の、スターバックスがある。

 

ほんの数ブロック先に ハイまたぁ みたいな。
 

マクドナルドと、どちらが多いのかは さて置き。

 

いまや、コーヒー飲みに行くというよりも、待ち合わせ、ミーティングの場で、オッフィスを持たないフリーランスの人たちが、PC片手にオフィッス代わりに使ってるとか・・・。

私にとってのスターバックスは、トイレ拝借ぐらいのものだから、みんなが長期滞在されると、トイレの列も長くなり困り物である。 (と言う、トイレのみ利用の私のほうが、スターバックス側からすれば、大迷惑であるが・・・)

各スターバックス店(店?)でも、雰囲気も多少違うし、トイレなし(だから私は興味なし)もある。
 

East village には日系のスーパーやレストラン、居酒屋が多数あるため、日本人が比較的多い。 

 

若者が集まるスポットでもあり、突発的パンクな若者も結構たむろしている。

おしゃれスポットと呼ばれているようだが、ハクの低さを感じるのは私だけであろうか? 

この地域にある巨大スタバには、日本人目当てのナンパが多い。

言い訳がましいが、スターバックスをそれほど利用しないのは、ここのコーヒーは私には全くもって合わないから。

 

いまでこそ、ブロードウェイのミュージカルやオペラ鑑賞なんて、いつでも行けるさなんて、足が遠のいているが、まだこちらに来たばかりの頃は観光者気分でよく出かけたものだった。
 

ある日、メトロポリタンオペラハウスに、オペラを見に行った時のこと。
 

忘れもしない、スターバックスの悲劇が、カルメンの悲劇をも勝るものだったとは・・・。

私がNYに来る直前に、私の田舎の、その中でも都会とよばれた市に、県下初のスターバックスがオープンし、田舎者にとっては、都会の風を感じられるそのコーヒーのために、遠いとことからから はるばるやってきていた人もいた。

NYに来て、たくさんのスターバックスに さすが大都会!とわけのわからぬ憧れなんか感じてた田舎者の私は、オペラ鑑賞前に、コーヒーでも一杯、スターバックスで。なんて自己満足を楽しんでいた。


コーヒーは正直言って少々高い上、強烈な温度と味の強さに舌やけどさせられた。(カップのフタをはずして飲むのか、そのままで飲むのか動転していたせいもあったのだろう。)

 

さて、オペラ鑑賞。

 

カルメンの悲劇を はるかかなた6階席から鑑賞。(こんな座席を皮肉って、英語では、nose bleed seat と言うらしい。気圧関係で鼻血がでるほど高い位置の座席という事ですね。おかげさまで鼻血は出ませんでしたが。)
フランス語だかイタリヤ語だかも分からず、席に備え付けの英語字幕も、私には、申し訳ないほど役に立たず・・・

最初の休憩時間、やはりトイレは済ましておくものでしょうと・・・
 

だが、ココからがトイレ利用のみの私に対するスターバックスの逆襲序幕。
 

先ほどトイレに行ったはずなのに、また行きたいなあと、もじもじ・・・

劇場だから、人様の前を通過しなくちゃいけないし・・・

 

でも「Excuse me.」と結局、5分休憩に2回もトイレに行った。
 

第2幕が始まり まもなくして、「えっ!また?まさか?」 まだ、休憩時間には程遠いよ・・・。

そっからは、ホセ も カルメン も どうでもよくて、ただ時間との戦いだった。
 

早く、早く、休憩時間になってください!

オペラ初体験の私は、語学ギャップを埋めるために、あらかじめ大まかなストーリーを聞いていた。


クライマックスは、嫉妬に狂うホセが、カルメンを殺すという悲劇。
 

そう、私にとっては まさにWの悲劇。


ホセ、お願い、早くカルメンを殺して!

貴方がヤラなきゃ、トイレに行けない!もうこれ以上ガマンできない! 

 

あの広いメトロポリタンオペラハウスに、トイレの為に主人公が殺される事を待ちわびた観客がいたであっただろうか?

あのスターバックスのコーヒーは、苦しいほどに強すぎた。

恐るべき尿意は狂気へと変わっていったもの。


 あれ以来、禁断のコーヒーとして封印した。

 

スターバックスのコーヒーよりも、ダンキンドーナツのコーヒーの方が好きなのは、乏しい経済力ゆえか、はたまた乏しい味覚ゆえなのか?