わたしは今、50歳
40代前半で公務員を退職しています
辞める時に、次の道が
見えていたわけではありません
はっきりしていたのは、ただ一つ
「このまま続けても必ず後悔する」
それだけでした
一度きりの人生を、
後悔で終わらせたくない
経済的安定と
社会的信用を手離すことは、
簡単な決断ではありませんでしたが、
辞めて路頭に迷うことになってもいい
いざとなれば、実家に転がり込んで
畑で野菜をつくってもいい
コンビニのアルバイトになってもいい
その覚悟はありました
人生には、
たくさんの選択肢があります
中には、自分が知らない
まだ出会っていない道や、
自分自身が拓いていく道もあるでしょう
また、
社会も、自分自身も、
絶えず変化していく中で、
選択肢自体も形を変え続けています
未来の予測が困難な世の中で、
最初から、次の自分の道を
「これだ」と決めるのは、
簡単なことではないかもしれません
けれど、先が見えなくても、
自分の中にある「違和感」の方は
見えやすいのではないでしょうか
なんとなく苦しい
しっくりこない
この道ではない気がする
よく耳を傾けてみると、その感覚は
「私は、本当はこう在りたい」
という思いの裏返し
わたしは、その違和感を
ひとつの手掛かりにしてきました
もちろん、
「退職」や「転職」を
勧めるものではありません
例えば、
「こう生きたい」という内面の在り方も、
選び直せるものの一つだと思います
振り返ってみると、
試しては、選び直し
また試しては、選び直し
決して、
20年間の公務員を退職したから
一気に人生が変わった
ということではなくて、
退職後の数年間、
学び直しをしながら、
子育てや介護をしながら、
試行錯誤して、少しずつ
自分好みの人生を整えてきたように思います
今は、はっきりと先が見えなくても、
違和感があるなら
そこから、次の一歩は見えてくる
違和感は、
古いストーリーが役目を終え、
新しいストーリーが始まる合図
そんなふうに、今は思っています

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