私の母はクレジットカードやローンを嫌っていて「月賦」とか言って丸井の月払いの買い物さえ嫌がっていました。
母は海外旅行が好きで年に数回、行っていましたが、当時主流だった「トラベラーズチェック」を使い続けていました。
そんな母だったので、亡くなった時もクレジットカードの残金なんてもちろんなかったし、ローンもまったくありませんでした。
遺言通りに遺産相続の手続きもして、アメリカの銀行に口座を作り、トラベラーズチェックで持ってきたお金を預金したのですが、大学院生の時は新たにクレジットカードが作れませんでした。アメリカでのクレジットヒストリーがないからです。
幸い、今ほど何でもかんでもオンラインで買い物をしたり、決済もカードを使う時代ではなかったので、家賃や光熱費は小切手(チェック)で払っていて、食べ物や日用品もキャッシュ(現金)かチェックを使っていました。
大学院に来ていた台湾からの留学生が「学費を航空会社のクレジットカードで払うと1年分で、一回台湾に帰れるくらいのマイレージがたまるよ」と言ってクレジットカードを作ることを勧めてくれたんですが、私は奨学金をもらっていて自分では学費を払っていなかったので、作りませんでした。
私が最初にアメリカで作ったクレジットカードは、セカンドマスターを取ったアイビーリーグの大学の在校生、卒業生対象のものでした。この大学には学費を自費で払っていたので、資格があったのでしょう。最初にもらったカードにはその大学の写真が入っていて今でも記念に取ってあります。
前に学生が「18歳になると限度額は低いけど自分でクレジットカードが作れる」というのを聞いて、それまでにしっかし経済観念を教え込んでおかないと、大変なことになるんじゃないかと心配になりました。我が子がというより、世間一般に言って、今の若者は産まれた頃からほとんど現金を使わず、小学生でも携帯に親のカードと紐づいたApple Payとかが入っているし、その感覚でどんどん使っちゃう大学生とかもいそうですよね。
そんなことを考えながら、娘がちゃんと日本でSuicaを使っているのか、家族カードは使えているのか、などを心配している「子離れ」していない私です。
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