最近、本当によくアメトピに記事を掲載していただいています。ありがとうございます。
アメリカの大学は学費がとにかく高いという話をする方がよくいて、「アメリカの大学」とひと括りにされてもな〜」といつも思っていました。州によっては留学生でも州外の高校に通っていた学生でも大学に入ってからほとんど学費を払わないでいい大学はたくさんあります。カリフォルニア州は州立大学のレベルが高く、特にUC系は州立大学の中ではどのキャンパスも常にベスト20くらいに入っています(すべてのキャンパスではありませんが...)。そのせいか学費も高いんですよね。
カリフォルニア州にあるCSU系の大学はUCほど学費もが高くないのですが、留学生や州外生には奨学金が出にくいようです。
いずれにしても州立大学ですから、州内にいる学生(親がその州の納税者)を優遇するようになっているのは当然のことかもしれません。
だからカリフォルニア州の州立大学や全米の私立大学にアメリカ国外やカリフォルニア州外からお子さんを通わせようとすると確かに学費が高くなってしまいます。
私も最近知ったのですが、大学の財源って授業料の比率は少ないんだそうです。ほとんどが国(連邦政府)や州の予算から出ている研究費で しかも医学系の研究費(助成金)が収入の50%以上を占めるリサーチ大学は多いそうです。また医学部がある大学は大学病院も併設していて、医療費もものすごい財源なんだそうです。患者ひとりひとりが払うのではなく保険会社が払うので、その額は相当なものになっているはずです。だからレベルが高いリサーチ大学では「高い授業料を払ってくれる留学生や州外生」を当てにしなくていいわけなんですね。
そして国外から来る大学生の場合、どんなに優秀でもアメリカ(あるいはその大学がある州)に貢献する人材になると見なされにくいので奨学金を出す必要性がないと判断されがちです。それが成績優秀でもMERIT BASEの奨学金(成績優秀者に確約される助成金)がもらいにくい理由なのかもしれません。
『頭脳流出』という言葉があるように、非常に優秀な人材は自分にとって有利で優遇される国に自由に行けますよね。日本は他国と比べて、海外からの研究者をそれほど多くは受け入れていませんが、アメリカ人が日本で研究しようとするとかなりの額の助成金が日本政府からもらえたりします。それ以外にもフルブライトの奨学金はアメリカ人に多く出るので、アメリカ国籍を持っている人が日本やアメリカ国外の大学院に留学するのは非常にアドバンテージがある感じがします。
では日本からアメリカの大学や大学院に留学する人にはどんな奨学金があるかというと、文部科学省の奨学金をはじめ、企業の奨学金もけっこうあるんですよね。そういう奨学金を「日本国籍」を持っていても日本国外に住んでいたら申し込めないのだとしたら、かなり残念です。
我が家は日本の大学に娘が進学してももらえる奨学金はないんだと思っていたのですが、大学によっては学内の奨学金(授業料免除など)もあり、日本国籍を持つ海外子女が申し込める奨学金もあると最近知りました。でも私が得た情報が正しいかどうかは、実際に申し込んでみて授与されないとわからないので、今は発言を控えておこうと思っています。