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アメリカの私立大学には「レガシー制度」というものがあって、親がその大学の卒業生だと入学が有利になることがあります。
これが果たして どの程度 有利になるのか 卒業生であれば誰でもその制度を利用できるのかはわかりません。
もともと州立大学にはそういう制度は適用しません。公立の大学の場合、親がその大学の出身だったり、その大学に勤めているからと言って学費免除になったり、入学が有利になることはありません。ただし親が公立校の教師であれば、子供の州立大学の学費が免除されたり減額される州もあります。
今年になってカリフォルニア州がこのレガシー制度を州法で禁止することを発表しました。今のところ、この新しい法律で影響を受けるのはスタンフォード大学とカリフォルニア工科大学(Caltech)くらいではないでしょうか。もともとこのレガシー制度はIVYリーグを中心とした東部の伝統がある白人のための大学ではじまったものでした。
日本でも学習院大学のように皇族関係の人が入りやすい大学もあるし、各国で一定のタイプの人を優先的に入学させる大学はあるのではないでしょうか。宗教系の学校は信者が優先でしょうし、アメリカにはhistorically Black colleges and universities (HBCUs)という歴史的にアフリカ系移民の人のために作られた大学もあります。
私の娘は私の母校を受験しないし、レガシーが使える可能性もないと思うのですが、この制度を禁止すると母校への寄付をする人が減って、結果的には本来なら学費が高すぎて払えない家庭の子供に手厚い奨学金を出す制度が減ってしまうのではないかと心配しています。
「一部の金持ちや親が高学歴の白人が有利な大学入学制度」に反対する人たちは本当に自分自身や自分の子供がそういう人たちより成績がいいと胸を張って言えるのでしょうか。そうでなくても人種の割合を考慮して、本来なら合格できるであろう白人やアジア人の入学が規制されている中、レガシー枠まで取り除くと、優秀で家庭が裕福な学生が真面目に勉強しても有名私立大学に入れないという事態が起きそうでしんぱいです。

