週末に病気になる | kyupinの日記 気が向けば更新

週末に病気になる

仕事がとても忙しい時、不思議に週末に病気になる。

平日に病気になると通常業務に影響する。そうならないように体が適応しているのである。

だから、ここ10年間くらい、風邪やインフルエンザのために平日に休んだことはない。つまり当番曜日に、急遽、外来ができなくなったことなど1度もない。

研修医の頃、不思議に夏休みに病気になっていた。だから当時、十分に夏休みに遊んだ記憶がない。

これってよく考えると、悲しいことだと思う。

阪神淡路大震災の際にある人から、「この一大事に、あの被災地に駆けつけないなんて、貴方は医師の使命感が薄い」などと、奇妙なことを言われたことがある。

ちょうど、入院患者さんを150人くらい持っていた頃である。全く、

よく言うよ!(←副音声)

の世界。最もよくわからないのは、

もしそういう状況で、被災地に駆けつけた場合、今の持ち患者さんはどうなるんだ!

ということ。全く一面しか見えていない発想である。普通、医師はそれぞれに通常業務が存在している。

そんな風に言われた時、返す言葉がないというか、唖然を通り越していたし、何か常識的なことを言ったとしても、言い訳をしているようにしかとられないと思ったので、

今すぐに精神科医が行ったとしても、あまり役には立たないですよ。

モナリザの微笑で答えた。この返答もあまり良くはないと思うが、一応、相手の言っていることを否定してはいないし、素人でもなんとなく了解できる内容である。

その時のとっさの切り返しは、波風が立たないというだけが取り柄だったと思う。

相手にもよるが、この「波風が立たない」というのが大きいのである。