大切な友だち、M君が亡くなり、告別式に参列させていただいた。

 

 

 

 

 

 

 



当日は涙雨。

会場に着くと、参列者の多さに驚いた。


こんな大規模なお葬式は初めてだ。


生前のM君の人柄がわかる。

告別式が始まる前に棺の中で眠るM君と対面させていただいた。


苦しみから解放されて、穏やかに眠っているようだった。


起きて欲しい、お願いだから。


この時、本当にM君が亡くなったという現実を付けつけられて、涙が止まらなくなった。


初めて膝から崩れ落ちるという経験をした。


M君は病気をしてからメガネをしていたけど、メガネを外して眠っていた。


私はもう20年近くの付き合いだが、私はメガネをしていないM君の方が印象が強い。


久しぶりにメガネをしていないお顔を見たな~なんて思っていたら・・・



「わー、メガネしていない姿、初めて見たぁ」

という声が聞こえた。

私の後ろにいた女性2人組が横から覗き込んで大きな声で言っている。

M君は病気してメガネを掛け始めたんだよ、何だか失礼な人たちだなぁ、とモヤっとした。


この女性2人組、いい年したBBA。


50代後半から60代と思われる。


もう敢えてBBAと書く。



その後、告別式が始まるまで少し時間があったのだが・・・

 

なんとBBA2人組が祭壇のM君の遺影と3ショットで自撮りを始めた。


しかも2人とも飛び切りの笑顔で、一人はピースまでしている。



うーそーでーしょー


いい歳した大人がー


確かに、M君は暗いお葬式を望んでいるようには思えないけど・・・

この人たち、何者なんだろう?


M君の友人?仕事関係の人?

唖然とした。

告別式は刻刻と進み、本当にお別れの出棺となった。


私は立っているのが精いっぱいだったが、冷静さを必死に保った。



その時、あのBBA2人組が目に入った。


なんと出棺の様子をスマホで撮影しているのである。


一応、一番うしろの目立たない場所を選んでいるのだろうが、目に入ってしまった。



この人たちは参列者ではなく、ご遺族が依頼した撮影隊なのだろうか?


そう思うくらい、非常識なんですけど・・・


私はもう過呼吸になってしまいそうだったので、これ以上BBAの追求はやめた。


ところがである。


告別式後、M君のSNSがタグ付けされた。


見てみると、どうやらあのBBAが投稿したようである。

BBAのSNSを見ると・・・



あの満面の笑みの遺影3ショットピース写真


祭壇全体の写真


献花をおしゃれに撮った写真


お坊さんが読経されている姿の写真


そして、出棺時の動画


喪服姿でカフェでパンケーキを持った自撮り写真

 

 



数々の写真と動画が投稿されていた。



出棺時の動画には、息子に先立たれて悲しむご両親の姿、


悲しみの中、気丈に振舞われる喪主の奥様の姿、


泣きじゃくる幼いお子さんの姿も顔を隠すことなく映っていた。



もうどうしたらいいんだ、この怒り。

 

お子さんは学校の制服を着ていたし、ご家族のプライバシーも丸出し感。

 

本当にこんなのいいの???


さらに・・・



今日は○○ちゃんに久しぶりに会えて嬉しかった♪


M君の告別式に〇〇ちゃんと参列させていただきました。


すごい一生忘れられない感動的な告別式でした。


二人で号泣しちゃいました。


思い出をありがとう。


そして、帰りにはお寺近くの前から気になっていたカフェで〇〇ちゃんとパンケーキを食べて、M君の思い出を語りました。


貴重な時間をありがとうございました!



・・・という文面。

書き出しが「嬉しかった」かぁ。


感動的な告別式って何?


思い出?


喪服姿で超笑顔でパンケーキ持ってる・・・


M君への追悼の言葉もなしかぁ。

貴重な時間って???

 



私、精進落とし以外で喪服でお店に入るってマナー違反だと思っていた。


だから告別式後は私はまっすぐ帰宅した。


おしゃれなカフェに喪服で入店するってすごいなぁ、とも思う。





もうこの人は「お葬式に行った」というイベントをそのままSNSに投稿しちゃってる。


むしろ、SNS投稿のためにお葬式に行っているのだ。



以前も他の人が同じような行為をしているのを記事にしたけど

 

 

 


もうこれが普通なの??


何でもスマホで撮影して、SNSに投稿するのが当たり前なの??




M君、誰なの?このBBA2人組は?


こんな人たちと知り合いなの?

これ、タグ付けされているってことはご遺族も見るかもしれない。


もう吐き気がする・・・

このBBAのSNSを見ると、数時間に1回は更新している。


常に自分のことを発信しているBBAのようだ。



あまりにも怒りが込み上げてしまい、DMを送ろうかと思った。



だけど、M君が望んでいないように思えたし、結局私にはそんな勇気もなかった。



悲しみにくれている中、さらにナイフで心臓をグサグサにされた気分。






 

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