HSP 生きづらい 休み方 しんどい コミュ障 | 頭で悩むより、神経系から整える。人と心がもっと愛おしくなる話

頭で悩むより、神経系から整える。人と心がもっと愛おしくなる話

人が前に進めないとき、身体と神経系では何が起きているのか?東京藝大卒・元ソニーミュージックディレクターの皆川公美子が、独自の「BMS(心身相関)」視点で人の心と感性の世界をマニアックに紐解く探求ブログです。

①国家資格キャリアコンサルタント
②Gallup認定ストレングスコーチ(強み専門家)
③TRE®(トラウマ&テンション・リリース・エクササイズ)国際認定アドバンスプロバイダー
④自我状態療法セラピスト(パーツ心理学セッション)
の皆川公美子です。

働くHSPの人生の転機をスムーズに!

「エネルギーが湧かない」「もう無理かも」「がんばりすぎてしまう」を、
トラウマ・神経系・身体感覚の視点から読み解くセッションやセミナー

これまでにのべ8,000名以上の方に伴走してきました。
HSP気質や生きづらさ、また支援の仕事に携わる方など、
“頑張りすぎて疲れを自覚できない人”の声と共に歩む日々を重ねています。

 

 

 

 

今日は重要なテーマについてお話します。

それは「HSPにとっての心的外傷と心的内傷」について。


心的内傷 などという言葉は本当はないのですが
よく聞く心的外傷 という言葉と対比させるために
今日はあえて造語として使ってみます。

HSPさんは本当にたくさんの強みをもっているのに、それを発揮させないもの、
後ろに後ずさりさせるようなものを
お持ちの方が多い、という印象があります。

もったいない!
HSPという深い神経処理を強みとしてツカエルノニ


というわけで
ご自身の人生の妨げになっているものは解除していけばいいという思いで、
今日はブロックしているものについてお伝えします。

 

 

 心的外傷(トラウマ)とは

 

心的外傷というのは、いわゆるトラウマのことです。
現代では多くの人が何らかのトラウマを抱えている、
そういう時代なのかもしれません。

 






具体的な例として:

  • 幼少期の虐待(言葉の虐待、身体的虐待)
  • 両親の度重なる喧嘩の目撃
  • 兄弟と比べられ続けること
  • 学校でのいじめ
  • 先生による意地悪な扱い
  • 体型や外見についてのからかい

 

これらはすべて心的外傷に含まれます。

世界保健機関WHO
や
アメリカ精神医学会が診断基準を定めていますね。

 

 HSPならではの「心的内傷」

 

ここで重要なのは、HSPさんには「心的内傷」とでもいう、

一般的な心的外傷とは違う傷つきがあるということです。



外からの明確な圧力や虐待がなくても、
HSPさんの感受性の強さによって生まれる傷つきです。


こちらもどうぞ

 

 


例えば:

  • 兄弟が病弱で、親の視線がずっとそちらに向いていた
  • 母親が祖母との関係で悩み、いつもため息をついていた
  • 父親が神経質で、いつ機嫌が悪くなるかわからない環境で育った
  • 家庭の空気が壊れないよう、常に周りの顔色を伺いながら生活していた

 

 

このように

一般的には「普通の家庭」でも、
HSPさんの感受性によって深い傷つきが生まれることがあるのです。

 

面談の現場で
よくご兄弟の話などを伺うことがありますが
同じ出来事(父親が怒って物を投げたなど)の場面に遭遇しても
HSPとHSPでない兄弟では
受け取り方が違うというか
ひとりはあんなにひどい出来事が!とトラウマ体験として記憶していても
ひとりは「そんなことあったっけ〜♪」とまるで意に介していない、
ということはよく起こります。

単に記憶力としての違いではなく、
その事柄にどのくらい「圧倒されたか」、
という視点で見ると
神経の処理の深さが違うのがおわかりになると思います。
 
 

 対処法の違い

 

心的外傷の場合: トラウマ治療が効果的です。セラピストとの間で、そのトラウマになった出来事を深く扱うことが必要です。
 

心的内傷の場合: 自分の信念やアイデンティティを変容させていく必要があります。

"被害者である自分" というアイデンティティを手放していく(=それを意図して手放すというよりは、そのアイデンティティが必要なくなっていく)意識へのケア作業が重要になります。


 

 


両方を抱えている場合

 

最も複雑で時間がかかるのは、心的外傷とHSPによる心的内傷、両方を抱えている場合です。
 

私の経験では、まず心的内傷(ご自身の感じ方)の方から、
それを悪者として取り扱うのではなく、
それが必要だった健気な歴史を
思いやりの「優しい気持ち」で取り組むのが良いです。


なぜなら、心的外傷の治療には大きなエネルギーが必要で、その人の許容量を超えないよう慎重に進める必要があるからです。

心的内傷の場合は、モヤモヤや不安、ざわざわした感情を優しく見つめて、少しずつ解除していくことが大切です。
 

HSPさんの中には、一般的なトラウマとは異なる「心的内傷」による傷つきを抱えている方が多くいらっしゃいます。

 

誤解をおそれずにご説明すれば
その感受性の高さによって

「え?そんなことでそんなに傷ついたの?」と多くの人が感じてしまうような事柄にも
深い思いを寄せて
考えに考えてきた日々があったはずです。

 


大切なのは、それが成長の一部であることを理解し、ご自身で気づいて手放していくプロセスを大切にすることです。

 


今日の内容が、届くべき人に届くことを願っています。

 






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