・国家資格キャリアコンサルタント・Gallup認定ストレングスコーチ
・TRE(トラウマ&テンション・リリース・エクササイズ)国際認定アドバンスプロバイダー
・自我状態セラピー(パーツ心理学)セラピスト
人の可能性を束縛するライフブロック(生きづらさ)から解き放つ
皆川公美子です。
これまでにのべ7,600名ほどの方のご相談を伺ってきました。
対人支援家としての仕事に取り組むとき、多くの人が「完璧なゴール」や「完成形」を思い描いてしまいがちです。
思い当たりませんか?
今日はそのことを書いてみようと思います。
スキルを磨くこと、仕事を構築すること、どちらにおいても「完成形」というのは、
共通のイメージで、また漠然とした悩みであるかもしれません。
「もっとスキルのある人がいるんじゃないか」
「あの人の方が、クライアントにとって良い解決策を提示できるんじゃないか」
そんな思いが心をよぎることは、誰しもあるのではないでしょうか?
私にもそんな思い出があります。

クライアントさんは自分よりも高いスキルがある人のところに
行った方がうまく問題は解決するのではないか?
というそこはかとない思い。
しかし、そのような完璧主義を抱えたままでは、
足がすくみ、一歩を踏み出すことが難しくなります。
そしてクライアントは、そのようなことは
はなから望んでいないのですよね♡
「完成形」という幻想から自由になる
私たちはよく、
「もっと勉強すれば完璧な支援ができる」
「このスキルを極めれば理想の支援家になれる」
と考えがちです。
しかし、それは「頭の中にある幻想」に過ぎないことを知ることが、
成長の第一歩だと
つくづく思うんです。

対人支援の仕事には、明確なゴールや完成形が存在しないからです。
完成形を追い求めるイメージのなかにいると
いつまでも安心して満足して
仕事をすることが難しくなるかもしれません。
それは身体を交感神経状態に常におしやり
緊張状態がうっすらと続き、
そのことによってかえって
自信が薄れてしまったり
します。
わたしはこれまでにいろいろな療法、いろいろな流派を学んできました。
セッション技術に関して、ここに手が届かない、と思えば
それを手に入れるために
大枚はたいてどこへでも飛んでいきました。
けれども
その場・流派によって
なにが「良くなる」ことなのか、
なにが「ゴール」なのか、
どういう過程を経るのが「正しい」のか、
すべての価値観は異なっていました 笑

対人支援家の仕事は、
クライアントに寄り添い、
自分の道を見つける手助けをすること。
そこは
「唯一の正解」も「完成形」も存在しません。
ねばりづよい対話だけが存在します。
そしてゴールは
クライアントさんが「希望していること」
です。
もちろんそこに技術が必要ですが
しっくりと安心しているマインドも必要。
存在感と場の空気をつくります。
むしろ、あなた自身の不完全さや不安定さが、
クライアントに寄り添う力になることもあるのです。いや、ほんとうに。
スキなく完璧な大学教授と
ニコニコしている大好きなコミュニティの仲間と
自分の悩みをどちらに最初に話すでしょうか?
極端な例ですけれども。笑
たとえば、あるクライアントが「自分は何もできない」と感じているとします。
そのとき、あなた自身が完璧な姿を見せるよりも、「私も同じように感じたことがある」と正直に共有することで、相手は深い安心感を得ることができます。
これはもちろんスタートの部分ですけれど。
不完全であることこそが、支援家の力になることもあるのです。
そう、場の安心感を醸せる人が最強!
「自分を見つめる」ことが鍵
完璧主義を手放し、「今の自分」を受け入れるためには、
次の3つの意識で、見つめてみましょう♡
-
自分の強みを知る
他人と比較するのではなく、自分だけが持つ特性や得意なことを見つけましょう。それは、あなたが無意識にやっていることかもしれません。たとえば、「人に安心感を与える存在感」や「複雑な話を簡単にまとめる力」など、見落とされがちな強み、持っていませんか?
それは対人支援の仕事のなかでも大きな武器になります。
-
自分を愛する
完璧ではない自分を「これでいいんだ」と受け入れることは、簡単じゃない。しかし、支援家としてクライアントを支えるには、まず自分自身を愛することが重要です。たとえ失敗しても、「頑張った自分」を認め、労うことを習慣にしましょう。
こういうところはよくできた、これも大事ですね!
-
「今できること」を大切にする
未来の理想の自分に執着するのではなく、今の自分ができることにフォーカスしましょう。
これが一番むずかしい。
でもクライアントさんが求めてくれるのは
実は今のあなたが発信することのなかにあります。
小さな一歩を積み重ねること
そのさきに
次の扉は自然に開きます。

失敗してもいい。そこに勝機がある。
もちろんトラウマケアなどに失敗は許されない分野は存在しますが、
やっぱり人間が人間をサポートすることにはいつも限界がつきまといます。
人間のしくみは
まだまだわからないことだらけ
脳のしくみひとつとっても
まだまだわかっていないことは多い。
だからたくさんのアプローチを発明することでがんばっているわけですけれども。
失敗は誰にでもあります。
軽い失敗を積み重ねられる場を持つことを
つとにおすすめしたいです。
人間は複雑です。
どんなにベストをつくしても
クライアントさんが進退を繰り返しているときには
逃げ出したくなることもあるかもしれません。
それでも
完璧主義が怖いのは、「失敗を恐れるあまり、能動的に試せなくなる」こと
「生き生きとしたエネルギーに裏打ちされたチャレンジを
二人で一緒にすることができなくなること」です。
失敗しない支援家など存在しません。
むしろ、失敗から学び、それを糧にすることが、支援家としての成長に欠かせない要素だとおもいませんか。
「自分に支援できることなんて小さい」
「他の誰かの方が適任かもしれない」
そんな思いが浮かぶときこそ、思い出してください。
クライアントが求めているのは、完璧な支援家ではなく、
「心をこめて自分に寄り添ってくれる人」です。
たとえ不完全でも、あなたがそこで真摯に向き合い、最善を尽くすこと。
それがクライアントにとって最大の支援となります。
腹側迷走神経をもった哺乳類、
それが人間ですから!
最後に:自分らしさを磨く旅へ
「頭のなかにあるゴールや完成形」を手放すことで、
支援家としての可能性は広がります。
これ、ほんとにほんとです♡
不完全であることを恐れず、
むしろそれを強みに変えることで、
あなたはクライアントにとって唯一無二の支援家となれます。
最高な人ではなく
自分にとって唯一無二 な人
だと思ってもらえる人になりましょうよ。
対人支援の道は、ゴールに向かう旅ではなく、
今この瞬間の自分を大切にするプロセスです。
ぜひ、あなた自身のペースで進んでください。
そして、あなたが歩むその道が、クライアントを支える力となることを信じています。
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