クミシュラン皆川公美子です。
(土佐林みえさん、足キレイすぎでしょ)
このあと現代美術館へと入場しました。
今回の展示は、SAyOKOの、写真、雑誌、ポスターなど丁寧に展示してある、
「山口小夜子の一生」イメージ と
「山口小夜子に向けてクリエイターが作った作品」の
大きく分けて、二つの流れがありました。
山口小夜子さんは、1949年に横浜で生まれ、外人墓地のあたりにお家がありました。
1972年、アジア人で初めてパリコレに出演。
山本寛斎や高田賢三、三宅一生たちとほぼ同世代で、
日本のファッション界をリードしていました。
彼女の東洋的な美しさは、特にヨーロッパで人気が沸騰し、
SAYOKOマネキンなるものまで、発売されていました。
そして
2007年に57歳で急逝するまで、
「SAyOKO」というブランド?偶像?であり続けた、女性でした。
有名なのは資生堂の専属モデル等の活動。
資生堂デザイナーの中村誠さん(最後には紫綬褒章を受賞)の
被写体としての任務を果たし、爆発的なヒットを残しました。
中村誠さんは、かの有名な夏目雅子さんの「なつこ」も手掛けています。
モデルとして一世を風靡したあとは、
演劇やアート作品を数々と手がけ、
山海塾 との作品、
寺山修二との作品、
細野晴臣さんとの作品、等々、
肉声も含め、
あちこちに山口小夜子さんの気配がありました。
ただね、山口小夜子さんの素顔の写真が、一枚もありませんでした。
すべてSAYOKOの写真。
もちろん作品の展示なわけだから、素顔の写真なんていらないのかもしれない。
素顔を暴露する必要もない。
けれども、なにがしかの、不自然さ、不気味さ、のようなものが会場を覆っていたのは確かでした。
アーティストの写真といっても、
道を歩いていたり、
何かを食べていたり、
そういうのが少しくらいありそうなものだけど、
「創り込まれた世界」しかなかった。
今までに見た現代美術館の展示のなかで、
かなり重苦しい空気の上位
でしたよ~。一度も仮面を取らなかったオンナ。
作品の中にこそ、生きたオンナ。
現実味のなさ、
生気のなさ、
そういうものを感じる方も多いかもしれません。
外見の完璧なプロデュースという鎧を
脱げないというのはどれほどのことだろうと、ふと考えます。
マダムが
「もう一度、自分の同じ人生、やりたい?」って
聞いてみたいね、と言いました。
ただ一か所印象に残ったのは、
自分の写真を切り抜いて、
「VOGUE」のロゴをその上にはったコラージュのようなものを
いくつもいくつも作っていたこと。
VOGUEの表紙を自分で飾りたかったのでしょうか。
(願いはかないました)
そうやって自分のなりたい未来、
引き寄せたい未来を
コラージュによってつくるのは、
今でこそセミナー等で人気ですが、
80年代にそれをやっていた山口小夜子。
30年早い。

当時、誰も追いつけなかったことでしょう。
あれはファッションじゃあないね。
アートだね。
どうやってファッションお茶会へと話を切り替えようかと思った~。
とマダム。(笑)

まわりが美しい緑で囲まれた、
レストラン コントン。
土佐林みえさんは、EMMAカードの札師でいらっしゃいます。
オラクルカードなどとちがい、EMMAカードはカードを引いた人自身が
答えをだします。
自分の中に答えがあるということ、
別れた彼氏とのお話、印象的だった~。
そうやってカードに自分を映す、
自分の外の世界に答えを探さないということ、
今そういう世界がふつうになってきているのだなあ。
家族のお話に関連して、
「ほめてもらいたい自分、そこから出たくない自分というのを
目の当たりにして、愕然とした」そういうお話をされていました。
とてもしなやかで強靭で、過去の自分について
温かい口調で語れるって素敵だなあと思って聞いていました。

そのあと、あかりさんのファッションのことで大盛り上がり。
今までは淡い色とか、モノトーンな感じでまとめる服装が多かったとか。
3人のお姉さま方?から「もっとカラフルな靴とかどう~」
とか
華麗なアタックを受けつつ、挑戦してみます~~とあくまで素直なあかりさん。
あかりさんは繊細にふわっとモノをキャッチする感性をお持ちです。
唯一、リアルタイムの山口小夜子さんをご存知ないあかりさんは
「今のアーティストとかタレントと違いますね。
今は手に届く感じ、もしかしたら私もなれるかも、という感じがありまけど、
この山口小夜子さんなんかは、とても手が届きそうもないもの」
という鋭いご感想。
たしかに。
今は等身大のタレント、というのが主流なのかもしれないけど、
秋元康さん以前は、アーティストは手の届かない存在、というのと
同義だったかも。

コーディネートのコツなどの本の紹介もあり、
雑誌を見ながらのお話もありました。
楽しかった~













