2020年10月の北陸旅行のお話、2日目。
この日は終日徒歩で金沢の街を闊歩するのだ。
まずはこれまでの行程のリンク集から。
<初日>
<2日目>
金沢散策1として主に近江町市場で仕入れたアテで外飲みした話ばかり挙げたが、いつもビールを飲んでるわけではなかった![]()
合間に歴史と文化の街である金沢、文化的なところもちゃんと(?)巡った。
とはいえそちら系専門のブログではないので、あくまで簡単に紹介。
金沢が生んだ文化人の一人に世界的な仏教哲学者の鈴木大拙がいる。
その思想に触れ薫陶を受けたというわけではないが(^-^;、名前ぐらいは知っている。
まず向かったのは、鈴木大拙館。
2011年オープンのまだ新しい博物館。
入館料が310円と入りやすいのも向かった理由ではあった(^-^;
こちらは鈴木大拙の仕事の展示もさながら、彼が常にそうしたように思索をする場としても設けられている。
静謐な空気が流れ、思わず立ち止まりたくなるところが多数。
水鏡の庭と名付けられた池はハイライトの1つ。
立ち止まり黙って水面を眺めながら、ぼくもそれなりに思索したかもしれない。
時おり水面に波紋が起きる人工的な装置が組み込まれており、静かなアクセントとして気づきのポイントになるかもしれない。
静かで深い時間を過ごした後は、「KAMU kanazawa」へ。
アートコレクターの林田堅太郎がオープンさせた私設美術館であり、金沢21世紀美術館のすぐ近くにあるこの建物↑の他に2つ、計3つの展示場を設けている。
その3つを巡ることができて1100円だったかな。
常設展示として、インスタレーションのアーティスト、レアンドロ・エルリッヒの作品が建物に組み込まれている。
2020年7月に完成したというので、まだ展示が始まってそんなに経ってなかった。
アルゼンチン生まれのレアンドロ・エルリッヒの有名な作品と言えば、金沢21世紀美術館に永久展示されている「スイミングプール」。
ブールの底に入り込めるような錯覚を利用した作品なので、触れたことがある方も多いだろう。
このKAMUの常設展示は上のポスター↑にある永久螺旋階段とでも言うような作品。
作品名は「INFINITE STAIRCASE」。
無限の階段だから同じような意味だが、それがこの建物に組み込まれているのである。
このポスターのような写真↑を撮るべきなのだが、ぼくは元も子もない写真を撮ってしまった(^-^;
作家の意図が台無しだ、スミマセンm(__)m
ん?何がどうなってるの?と思われた方は、ぜひ現地に足を運んでご自分で確認くだされ。
それこそ作家の意図でしょう![]()
別フロアには2人の作家の作品が展示されていた。
ステファニー・クエール。
荒々しいタッチだが実に生き生きとした粘土の猿。
今にもフロアを駆け巡りそうだった。
桑田卓郎。
この作家の焼き物は以前より注目していたので、たくさんの作品を見ることができて嬉しかった。
鬼萩の荒々しさが好きなぼくとしては、それを超拡大解釈したような彼の作品は実に刺激的。
さて、この建物を離れて向かったのは香林坊東急スクエアの屋上。
そこには「KAMU sky」と名付けられた展示場がある。
久保寛子による大型彫刻作品「泥足」。
比較できるものが左後ろに小さく映っている消火器ぐらいなのでわかりにくいと思うが、こんなに大きな足は見たことない。
日が落ちるとライトアップされるようで、その方が幻想的に見えそうだった。
KAMUの3つめは、竪町商店街の一角にある「KAMU BlackBlack」。
3*7*20mの細長い空間に黒川良一によるインスタレーション「Líthi」が展示されていた。
暗闇の中のレーザー光線と電子音で構成された作品。
この写真↑も作品を伝えきれてない(^-^;
やはり現地に行ってご自分で体感されたし![]()
そしてこれで3度目の来訪になる金沢21世紀美術館へ。
コロナ禍ではあったが、修学旅行であろうか、学生さんたちの姿も多かった。
こちらは2004年に開館なので、ぼくが高校の修学旅行で金沢へ行ったときにはまだできてなかった。
やはり常に混んでいる。
それだけ魅力的な美術館であることは間違いない。
このときの主催展覧会は、ミヒャエル・ボレマンスとマーク・マンダースによる「ダブルサイレンス」。
詳しくはオフィシャルサイトのこちらをご参照あれ。
前日夜に「うまいぞいや哲」でご一緒したたかのしさんもこの展示は絶賛していたので楽しみにしていた。
作品は撮影禁止。
ダブルサイレンスというぐらいで、2人の作家による絶妙なコラボレーションは静的な緊張感に満ちており、鈴木大拙館からの流れがここで収束した気がした。
よく歩いたけど頭もよく使ったな~。
次はもう2日目の夕食ネタ。お楽しみに。



















