2019年9月の東北うろうろ湯巡り最終日の4日目。
秋の宮温泉の新五郎湯で泊まった翌朝に、川原の湯っこで遊んだ後はすぐ近くの太郎兵衛で立寄り。
また宮城県は鳴子温泉郷に戻って(^^;、念願の村本旅館へ立寄りを叶えた。
さてここからまた山形県へ![]()
と言っても鳴子からも近い、赤倉温泉にも顔を出すことにしたのだ。
赤倉温泉の開湯伝説は貞観5年(863年)にこの地を訪れた慈覚大師円仁が、馬の傷を小国川で癒している村人を見て、手にした錫杖で川底を突くと石の間から薬湯が湧き出たことに始まるといわれているらしい。
偉いお坊さんが錫杖で付いて出した系だ。
赤倉温泉ではぼくが過去にフラれているとある会社の保養所の温泉に立寄りたかったのだが(湯友は済)、向かったら様相が違う。
どうやら保養所自体をやめてしまっていたらしい![]()
別の名前が付いていたが、いずれにしても呼べども返事なく無人を確認。
今後入ることができるのかも確認できないまま、またフラれたことになった![]()
せっかく来たのでどこかに入って行こうということに。
ホントは赤倉温泉も流れている小国川のそばを掘れば源泉が出るエリアがあるとは聞いていたが、詳しく調べてなかったのでそちらはトライせず。
もう一つこじんまりとした宿にもフラれ(^^;、普通の立寄り施設へ行くか。
以前は「せんしん館」という宿だったのがリニューアルされ、公共の立寄り施設「赤倉ゆけむり館」という名に変わって営業していた。
赤倉温泉 赤倉ゆけむり館
営業時間は9時~22時。
水曜日が休みだったり営業時間が短くなったりするので注意。
詳細は最後の一覧で。
入浴料は450円。
別料金(1500円)で「峠の湯」という貸切風呂もある。
通常の浴場は男女別に「芭蕉の湯」と「曽良の湯」があり、曜日によって入れ替わる。
浴場の名前の通り、松尾芭蕉の奥の細道にかけてあり、この赤湯温泉は通り道であったらしい。
では浴場へ。
途中の廊下が足つぼロードになっており、なるほどスリッパが無い理由が分かった。
これが結構痛い(^^;
44畳ある大広間にて、入浴者は無料で休憩することができる。
この日の男湯は「曽良の湯」。
先客だったか後客だったか、「あちゃー、曽良の方か、しまった~」って言ってた。
芭蕉と曽良の関係を見るように、「芭蕉の湯」の方が露天が広くてゴージャスなのだそうだ。
まあぼくらは源泉が同じで湯使いも同じなら、狭い湯の方が新鮮な可能性があると考える方なので、別に気にしない![]()
ぼくら以外に2人ぐらい出入りがあったが、貸切れる時間はあった。
人がいるときは撮影禁止とのことなので、その貸切れたときに急いで撮影。
変型L字型の内湯は10人ぐらいが入れそうな規模。
窓の外に小ぶりの露天風呂が見える。
窓側からだとこんな感じ↓。
入口側も窓が広く、開放的な雰囲気だ。
奥に5セット並ぶシャワー&カラン。
源泉は出なかったはず。
無色透明な湯は源泉名が「町営赤倉2号源泉」。
源泉温度74度、pH8.8のナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉。
成分総計は1.027g/kg。
掘削自噴で320リットル/分の湧出量。
内湯では残念ながら循環併用でのかけ流し使用。
オーバーフローはあるが、循環湯の投入もある。
湯の透明度は非常に高い。
内湯では浴場内に淡く塩素臭を感じたが、湯口などの源泉からはほとんど感じられず、もしかしたら掃除の際の名残かもしれない。
そういうわけで、内湯の湯口ではほぼ無臭。
ごく僅かの塩味は感じられたか。
規模は3~4人ぐらいまでだろうか。
湯面が低く嫌な感じを持たれた方、ご安心あれ。
排湯孔がこの位置にあるため、浴槽の縁から通常オーバーフローが無いのである。
溢れさせた方がよい風情だと思うのだが、設計上の何か理由があるのかな。
湯から出た直後の撮影で湯面が揺れているが、そういうわけで露天風呂はかけ流し。
加水もせずの完全かけ流しとのことだ。
灯篭型の湯口というのも珍しい。
露天の湯口では僅かな焦げ臭が感じられた。
ごく僅かに塩味もする。
やはり自然なスベスベ感があった。
入り飽きのしない赤倉の湯は、こちらではやはり露天で楽しみたい![]()
…帰り、脱衣所に財布を忘れて出発してしまった。
すぐ気が付き引き返して無事回収できたが、気をつけねば(^^;
赤倉温泉 赤倉ゆけむり館
山形県最上郡最上町大字富沢817-1
0233-45-3533
入浴料 450円
<源泉名:町営赤倉2号源泉>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 (低張性・アルカリ性・高温泉)
74.0度
pH8.8
成分総計 1.027g/kg
320リットル/分・掘削自噴
無色透明
露天で微焦げ臭あり
内湯ではほぼ無臭(消毒の塩素臭の名残あり)
微々塩味あり
スベスベ感あり
露天で完全かけ流し
内湯で循環併用かけ流し
2019年9月入湯
※数値はH30の分析書より





















