2019年9月の東日本急ぎ湯旅、2日目の山形編続き。
湯友と新潟で合流した2日目の行程をおさらい。
3.蕎麦処ふるさわ (昼食)
4.百目鬼温泉
5.海老鶴温泉
結構移動をしている我々は、この時点でもう夕方に差し掛かっている。
この日の宿は寒河江温泉の旅館だが、その話は後日に。
宿にチェックインした後、宿で休む湯友を残してぼく一人で向かったのは天童市。
天童市と言えばまずは天童温泉だが、湯使いがキビシイところが多いイメージ。
そんな中、介護老人保健施設に併設する温泉がなかなか良いという評判を聞いた。
それが介護老人保健施設「ラ・フォーレ天童」の関連施設、「ラ・フォーレ天童 のぞみ」。
乱川の近く、広い敷地に平屋の建物が広がっており、見るからにバリアフリー感が伝わってくる。
ラ・フォーレ天童 のぞみ
これだけ見ても温泉施設とは分からないし、パッと見の雰囲気でも普段ならスルーしそうな感じだ。
ところがこちら、介護に携わること細やかな理念をそのまま湯にまで行きわたらせた施設なのであった![]()
明るくも温かい雰囲気の館内は導線がとても広くとられている。
医師と各専門スタッフ(健康運動指導士・管理栄養士・温泉利用指導者)が連携しサポートするという、温泉利用型健康増進施設という位置づけとのこと。
スタッフの方のユニフォームも湯処というよりかは、スポーツクラブ系か。
入浴料は480円(現在は490円)。
営業時間は10時~22時(最終受付21時)と十分長い。
月曜日が定休日。
外から見ると扇形だが、奥に広く展開されている。
通常の男女別の浴場の他、岩盤浴や別棟に貸切浴場もある。
そしてプールやトレーニング室、イベント室なども。
やはり広い廊下を進んで浴室エリアへ。
浴場は男女別でそれぞれ内湯に2つ、露天に1つの浴槽がある。
先客は少し居たが混んではいなかった。
各備品は新しく、清潔感があった。
脱衣所に掲示されていたこちらの温泉の使用状況↓を確認願いたい。
後ほど詳しく見ていくが、こちらの源泉は94.6度もある。
それを一切加水せず、熱交換で温度を下げ、完全かけ流しにて使用しているのだ。
源泉温度が非常に高温のため消毒の必要もない。
これらの事実だけでも、しっかりとした湯への対処法が見て取れる。
それでは浴場内へ。
何人かゆったりと過ごしている先客がいたため、写真は少なめ。
まずは内湯から。
かけ湯とぬる湯浴槽。
このぬる湯浴槽が約38度とほぼ不感温度で、先客のオトウサンもカエルのように浸かったまま動かない(^-^;
湯が黒っぽく見えるが実際はどの浴槽でも無色透明。
このぬる湯浴槽のみ、サイトから拝借した写真も載せておく。
※写真はサイトから拝借
ご覧の通り、シンプルだがよく考えられた浴槽だ。
95度ほどの湯を加水せず、劣化も防ぎながら38度にするのは大変だろう。
そして大湯と呼ばれている熱めの大きな浴槽。
熱めといっても約42度ほどの入りやすい温度。
写真では分かりにくいが、浴槽内には底が浅くなっている部分があり、半身浴もできるようになっている。
湯の詳しい話は露天風呂で。
無色透明な湯は源泉名「道満源泉」。
源泉温度94.6度、pH8.0のナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。
蒸発残留物が1.601g/kg、溶存物質総量(ガス性のものを除く)が1.406g/kg。
硫酸イオンは331.8mg。
ピンボケ失礼↑
何度も触れているように、熱交換にてどの浴槽も完全かけ流しにて使用している。
さすがに投入量はさほど多くはないものの、オーバーフローはどの浴槽もそこそこしっかり。
入浴者もあまりいなかったのか、湯は新鮮な感じだった。
魅惑の淡い焦げ硫黄臭がする![]()
淡い塩ダシ味と、僅かにタマゴ味もあった。
スベスベ感もわりとある。
健康促進のための温泉施設と謳ってながら湯使いが残念なところも多いが、こちらは考えられる一番よい方法で源泉の風味や魅力を失うことなく使用しており、非常に好感の持てる施設であった。
ラ・フォーレ天童 のぞみ
山形県天童市大字道満197-2
023-656-8322
入浴料 480円(2019年10月から490円)
10時~22時(最終受付21時)
月曜定休
<源泉名:道満源泉>
ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
94.6度
pH8.0
蒸発残留物 1.601g/kg
溶存物質総量(ガス性のものを除く) 1.406g/kg
無色透明
淡焦げ硫黄臭あり
淡塩ダシ味、微タマゴ味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2019年9月入湯
※数値はH30の分析書より


















