2017年3月の岐阜の湯めぐりシリーズ、下呂温泉の宿を先に紹介したが、1泊目のみのり荘と2泊目の松園の間に少々遠征をしてきた。
まず最初に訪れたのが、下呂市の北部、小坂にある「ひめしゃがの湯」。
下島温泉に属するが日帰り専用施設。
現存する宿とは源泉が違い、また一番湯使いがよいとされている。
ひめしゃがの湯
入口はこの塔のような建物にあるエレベーターで上るのだがその前に建物周りを観察。
最初に目についたのは、駐車場のそばにある軽便鉄道の機関車と車両![]()
昭和46年に全線廃止となった小坂森林鉄道に使用されていた車両が静態保存されていた。
狭軌の鉄道はいいなぁ![]()
そしてひめしゃがの湯の源泉が飲める飲泉所。
左のオレンジ色の排湯ロードを見ただけで、濃厚な炭酸泉であることがわかる![]()
源泉の詳細は後程。
透明な冷鉱泉は炭酸風味バッチリ![]()
それでもってこの析出物。
興奮せずにいられようか![]()
さて、館内に。
入浴料は650円。
営業は10時から。
到着したのは月曜の11時半頃だったが、先客はちらほら程度。
では浴場へ。
男女別に内湯と露天エリアにいくつか浴槽が並ぶ。
やはり先客は少なく、ゆっくりできそうである。
内湯は奥のメイン浴槽とその手前が真湯のジャグジー浴槽。
さらに手前に非加熱源泉のかけ流し浴槽があるが後述。
メイン浴槽は加温のかけ流し使用だった。
おそらく循環はしてなかったと思われる。
この浴槽が一番濃いオレンジ色。
析出物はご覧のように千枚田状態![]()
浴槽の大きさの割には投入量は多くはないが、それでもしっかり投じられていた。
もちろん嫌な消毒臭などはしない。
使用源泉はどれも同じなので、最後にまとめて。
入口近くにある浴槽は時期に関係なく非加熱かけ流し。
こちらはオレンジ色というよりかは黄茶色。
透明度は15cmぐらい。
クリーム色の析出物のこんもり状態がイイ感じ![]()
膜っぽさや湯の花も観察できる。
投入量はさほど多くないが、炭酸泉の効用は十分に味わえる。
元々の源泉温度が23.7度なのをそのままこの規模で常時非加熱にしているのは素晴らしいが、「ひめしゃがの湯」の凄いところは、一番広い露天風呂で寒い時期でもドバドバの非加熱かけ流しをしているところだ![]()
2012年からの仕様らしい。
その露天風呂がこちら↓。
源泉情報はここでまとめて。
浴槽内で黄茶色15㎝ほどの湯は、源泉名「ひめしゃがの湯」。
先述通り源泉温度は23.7度となっているが、このときは実測で20.7度だった。
pH6.1の含二酸化炭素-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉。
成分総計は7.590g/kgある。
さすがに当たり前だが寒いし冷たい![]()
そのために隣に真湯の加温循環浴槽がある。
これはさすがに助かった。
さて、でも非加熱源泉巨大浴槽。
これがやはり非常に魅力的なのである![]()
コクのあるタマゴ臭と淡い金気臭がある。
炭酸の刺激臭ももちろん。
遊離二酸化炭素の量は1412.3mg。
コクタマゴ味と炭酸味、重曹系の甘味もある。
そして炭酸のシュワシュワ感もしっかり観察できた![]()
湯口に見える塩ビ管↑。
実は湯口ではなく、ガス抜きのための管であった。
源泉は塩ビ管の下から勢いよく投じられており、ご覧の炭酸激泡状態![]()
この塩ビ管に鼻を近づけると二酸化炭素で息苦しくなる。
しっかりとしたスベスベ感は、炭酸水素イオンが3608.9mgもあるからだろう。
メタケイ酸も143.2mg、メタホウ酸も61.2mgあり。
この規模で非加熱の泡々炭酸泉に入れる貴重さ。
この冷たい源泉には我々湯バカだけでなく、普通のお客さんもちゃんと入りに来た。
皆さん、値打ちを分かってらっしゃる![]()
この炭酸泉を使った料理を館内の食事処でいただけるらしい。
次回は試してみたい。
ひめしゃがの湯
岐阜県下呂市小坂町落合1656
0576-62-3434
入浴料 650円
<源泉:ひめしゃがの湯 >
含二酸化炭素-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉 (低張性・中性・冷鉱泉)
23.7度
pH6.1
成分総計 7.590g/kg
掘削自噴(間欠泉)
源泉で無色透明
非加熱源泉浴槽で黄茶色15㎝濁り
コクタマゴ臭、淡金気臭、炭酸の刺激臭あり
コクタマゴ味、炭酸味、甘味あり
炭酸のシュワシュワ感あり
しっかりとしたスベスベ感あり
露天風呂で完全かけ流し
内湯でも非加熱かけ流し、加温かけ流し浴槽あり
2017年3月入湯
※数値はH25の分析表より






















