南アフリカはケープタウンの西にあるステレンボッシュのボッテラリー地区にあるワイナリー「MOOIPLAAS WINE ESTATE」が作る赤ワインから2本。
方やメルロ、方やピノタージュを使い、それぞれ十分な濃い色合いがあるのだが、とにかく香りが何とも特徴的。
なんとチョコレートや珈琲のフレイバーがするのだが、人工的にそういう風味をつけているわけではないそうだ。
the coco chocolate merlot 2010
香りはまさにカカオというか、ブラックチョコレート。
フレンチオーク樽で熟成させている過程でこのフレイバーが出るそうだが、ヴァニラではなくカカオなのだ。
確かにメルロの甘い風味はそういったニュアンスを感じさせることがあるが、ここまで顕著なのは珍しい。
味わいも上質なココアのような深い甘味を中心に、なかなか複雑な展開がある。
ここまでチョコテイストが前面に出ると、逆に料理とあわせにくいかも。
ちなみに本物のチョコレートと合わせると、当然のごとくよく合った。
the bean coffee pinotage 2009
こちらも同じように醸しているが、まさに珈琲豆の風味。
南アフリカを代表するピノタージュをやはりフレンチオーク樽で熟成させている。
本当に珈琲の現液(?)のようだ。
味わいには深い甘味と、珈琲を思わせる苦味もあり、やはりなかなか複雑に展開してくれる。
そしてこれまたあわせる料理をどうしようか迷う。
いっそのこと、食後の珈琲代わりのデザートワインならぬ珈琲ワインでよいかも!
個人的には「the bean ~」の方が若干気に入った。
これらがフレイバーを添加したのではなく自然の(あるいは狙ったのかもしれないが)力でそうなったというのは非常にユニークであり、王道ではないだろうが、ぼくは大いにありだと思う。
