夫の不倫問題専門カウンセラーの河野匡利です。
不倫発覚後、夫を問い詰めたり、責めたり、何度も同じことを聞いたり、スマホを監視してしまったり……。
そんな自分に嫌気がさしている妻は多いものです。
ですが、その行動は何も間違っていません。
妻は、あってはならない不倫問題を「うやむやにしないため」に、必死に闘っているのです。
一方で、不倫した夫はどうでしょうか。
触れられたくない、罪悪感から逃げたい一心で、問題をあいまいにし、「もう終わったこと」「過去のこと」にしようと必死になります。
この温度差がある限り、妻が苦しみから解放されることはありません。
いくら口先で反省している夫であっても、夫婦関係の再構築など絶対に不可能です。
カウンセリングの現場で私は、「夫の不倫によって夫婦(これまでの結婚生活)はぶっ壊れました。
もし、一からやり直したいなら、夫婦崩壊の痛みを二人で直視し続けなければいけません。」と言うことがあります。
つまり、夫が「終わったこと」と蓋をして逃げているうちは、新しいスタートラインにすら立てないということです。
妻一人が痛みに耐え、夫がうやむやに逃げ回る再構築など、あり得ません。
夫よ、うやむやにしたくない「妻の立ち位置」に立て
再構築のために夫に必要なのは、立場を逆転させることです。
責められる側ではなく、「うやむやにしないために必死に闘う妻の立ち位置」に、夫のほうから飛び込まなければダメなのです。
具体的には、夫自身が以下のマインドを常に持ち続けることです。
- 「俺は過ちを犯した」という事実を忘れない。
- 自分の行動を自分で自制し、俯瞰し、厳しく監視する。
- 不倫の記憶を風化させず、うやむやにしない。
これらを、言葉ではなく「行動」で妻に示し続ける必要があります。
「妻に聞かれる前に言う」のが、不倫した側の義務
例えば、夫のスマホの着信音が鳴った瞬間、妻の脳裏には不倫のトラウマが一瞬で蘇ります。
そこでただ黙っている夫は失格です。
「あ、会社からだよ」
「〇〇さんから連絡が来たよ」と、妻に疑われる前に、率先して疑惑を拭う行動をとる。
これが「妻の立ち位置に立つ」ということです。
とにかく、新たな疑惑を生まないこと。
何でも聞かれる前に、自分から開示すること。
これは「どうやったらできるか」という技術論ではなく、夫の「心掛け(覚悟)」ひとつで今すぐできることです。
夫がこの必死さを見せて初めて、妻の苦しみは少しずつ解放に向かいます。
うやむやに逃げる夫に、妻の信頼を取り戻す資格はありません。
