夫の不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
「夫から『もう離婚だ』『別居したい』と言われている」
「不倫相手の女とどうしても別れない」
そんな状況であるにもかかわらず、「なぜか、夫と定期的に夜の営み(スキンシップ)がある」という夫婦は、実は少なくありません。
周りには絶対に相談できないし、ネットを見れば「男の都合のいい性処理にされているだけ」「セカンドパートナー扱いだ」なんて言葉が目に入り、自己嫌悪で傷ついている奥様もいるのではないでしょうか。
「バカにするな!」と怒りたくなるし、「女に会えない腹いせ?」と冷めた目で見たくなるお気持ちは、痛いほどよく分かります。
ですが、専門カウンセラーの視点から直球で言います。
もしあなたが「不倫を終わらせて、夫婦再構築したい」と願うのであれば、この夜の営みは「歓迎すべき、復活へのサイン」です。
今回は、離婚を口にしながら妻を抱く不倫夫の、複雑でずるい「本音」を紐解いていきます。
不倫夫の「言葉」ではなく「行動」を見てください
不倫夫の多くは、信じられないほど矛盾した言葉を口にします。
「お前への愛はもうゼロだ」
「離婚して彼女と一緒になりたい」
「もうお前とはやっていけない」
あれだけ激しい喧嘩をして、冷酷な言葉であなたを傷つけておきながら、夜になると何食わぬ顔で求めてくる。
妻がパニックになるのは当然です。
ですが、男性心理において大切な鉄則があります。
それは、「男の言葉を信じるな、行動(下半身)を見よ」ということです。
「男の下半身は別モノ」とよく言われますが、それは単なる行きずりの遊びの場合です。
あれだけ揉めて、関係が冷え切っている夫婦において、男性は「本当に毛嫌いしている女性」「完全に心が離れた女性」を抱くことはできません。
女に操を立てるかのように、頑なに妻を拒絶するのが本当に冷めきった男の行動です。
つまり、どれだけ口で「離婚だ」「愛はない」とほざいていても、あなたを定期的に求めてくるという『行動』そのものが、あなたへの気持ちがまだ残っている(愛はゼロではない)揺るぎない証拠なのです。
「私から誘ったら引かれない?」という妻の思い込み
ここで少し、視点を変えてみましょう。
こんな誤解をされている方はけっこういます。
「セックスは男のほうから誘ってくるもの」
「女性である私から迫るなんてあり得ない」
「夫からドン引きされたらどうしよう……」
それは、完全な奥様の思い込みです。
男性は、女性が思っている以上に「妻から求められること」を拒絶しません。
むしろ、100人の男性に聞けば、おおかたの男性が「妻から誘われたら嬉しい」と答えるはずです。
あなたの心の辞書を、少し書き換えてみてくださいね。
なぜなら、不倫夫の多くは、心の底で
「妻の自分に対する愛を感じたい」
「まだ俺を男として見てくれているか試したい」
という不安を抱えているからです。
夫の冷たい態度は、実はあなた自身の「拒絶の空気」が言わせてしまっている(引き出してしまっている)二次災害であるケースも往々にしてあるのです。
「不倫と性のパラドックス」
人間には「安全(親密さ)」を求める心理と、「冒険(刺激・欲望)」を求める心理が同時に存在します。
不倫夫は今、外の女に「刺激」を求めて狂っています。
しかし同時に、家庭という「絶対的な安全な場」を失う恐怖にも怯えているのです。
だからこそ、口では「離婚」という刺激的な言葉を吐き散らしながらも、無意識のうちにあなたとの夜の営みを通じて「安全なつながり」を確認し、繋ぎ止めようとしています。
ズルいですよね。
本当に身勝手極まりない行動です。
ですが、この「ずるさ」こそが、夫婦関係をいい方向へ復活させるための突破口になります。
スキンシップがある状態なら、夫婦関係の再構築をポジティブに捉えてくださいね。