浮気、不倫問題専門カウンセラー河野です。
単身赴任している夫の不倫問題はよくある相談なのですが、
家に帰ってきても、心ここにあらず、上の空。
スマホばかり気にしていたりと、
早く単身赴任先に戻りたい空気を漂わせている夫もいましょう。
夫の単身赴任先に乗り込んだ! というテーマでもありますが、
週末帰って来なくなった夫 にします。(過去事例です。*個人、固有名称、地域などの特定はしておりません。)
単身赴任先から帰って来なくなる理由もそれぞれですが、
このご主人、金曜日の夜に帰ってきて、土日は家で過ごし、日曜日の夜遅く戻っていくパターンでした。
夫、妻とも40代前半です。
ある時期、「土曜、出勤になった。疲れているから日曜もこっちでゆっくり休みたい」との申告が。
妻は頑張っている夫を気遣って、「無理して帰ってこなくてもいいから」と返していたという。
今まで覚えている限りでは、飛ばすこと(帰ってこない週末があること)はなかったそうだが、
まさか浮気だなんて微塵たりとも思わなかった妻だった。
そしてある週、夫が帰ってきている間、「もしかしたら来週は帰れないかも」と言い出した。
それを聞いた妻はなんとなしにこう言ったという。
「じゃあ、久しぶりだから私が日曜行くよ。」と。
「余計なことしなくていい!!」と夫が声を少し荒げて言ったのだ。
えっ!ここって切れるタイミングか!?と、急にそんな言葉を発した夫にびっくりしたという。
妻はその話題には触れることなくもう言うのをやめたという。
一人でゆっくりしたいんだろうか、、、と。
その時は、夫ならありえるかもと捉えることにしたという。
さて、事件は翌週に起こったのですが、さすがに意味不明な切れ方に、どうしても納得がいかない妻。
夫が行ってしまった月曜火曜も、気になって気になって。
夫の単身赴任先に乗り込むことを決めたのでした。
日曜日のお昼過ぎだったそう。
社宅として入居しているアパートの一室に妻は一人で向かったという。
妻が部屋の前に着き、インターフォンを押そうとした瞬間、部屋の中から女の人の声が聞こえた。
そして夫が返すように笑い声も。
妻、「誰か、女の人がいる!?」と。
間違いなく夫のこの部屋の中から聞こえたそう。
妻はインターフォンを鳴らした。
が、応答なし。
数回押しても応答がないため、扉をコンコンと叩いた。
が、応答なし。
今度はちょっと強くたたいて、「私、**よ」と自分の名前を大きな声で言った。
それほど広くない1Kの部屋なのに、少し間があきすぎじゃない?ってタイミングで扉が開き、夫の顔が出てきたという。
なんかすごい形相だったとか、、、汗。
「連絡くらいしてこいよ!」といきなり、嫌なムード。
「誰かいるの?」と妻。
「誰もいね~よ」と言いながら、夫が部屋から出てきたのです。
普通、「入って」とか、部屋の中に招くだろう。
それがなぜか夫が切れながら出てきて玄関を閉めちゃったのだ。
「女の人、いる?声が聞こえたよ」
もはや連絡よこして来いとか、夫の機嫌なんてどうでもいい妻。
とにかく部屋から聞こえた女の人の声。
女がいるいないの追求モードでいっぱいだったそう。
だから妻がドアノブを握って扉を開けようとしたら夫は必至でガード。
変な光景です。
「いね~よ、テレビの声だろう。」と夫。
「何ですぐに出てこないの?」と妻。
夫は、「テレビ見てて気づかなかった」と返してきたという。
それよりなにより、でかい体で、妻をどんどん押し出していき、敷地外にとうとう出してしまった。
頑なに部屋に入れようとしない。
とにかくあっちで話そうと言ったという。
時間稼ぎか、何なのか。
アパート敷地外に出ていき、声を荒げてあ~だこうだとしばらくやり合っていたという。
ちょっとした騒ぎで顔を出して見ている住人も何人かいたらしい。
妻も錯乱状態で大きな声を出していたとか。
そのうち妻は夫の部屋に入る気も失せ、またこれ以上の追求をするのもやめ、
買ってきたもの(食材など)を夫に手渡し、帰ることにしたという。
部屋に入ったらまた何かに気がつき(女の人がいたという足跡、形跡)、荒れてしまうだろうし、それを見るのも怖かったそう。
またとうの夫も引き留めることもしなかったという。
その後、次の週、夫は帰ってこなかった。
そして二週間ぶりに帰ってきた夫でしたが、妻の心は晴れません。
また今までになく二人の間に冷たい空気が漂っていたそう。
あの日以来、夫の浮気を疑いだした妻でした。頭の中はそればかりだったと。
そんなわけですから、衝突はまた起きてしまった。
それは、親とかも来ている日曜。
スマホばかり見ているわ、なんか心ここにあらずな夫を見てて妻は、
「帰りたければ帰ればいいじゃない、女の人のところへ!」と発してしまったのです。
夫は、「何わけのわからんこと言ってるのか・・・」と声を荒げることなく、ぼそぼそと言ってその部屋から立ち去ったという。
妻はこんなことを発してしまった手前、単身赴任先の夫の部屋に女の人がいたこと、
だから週末帰ってこなくなったことなど、親に言ってしまったのです。
そしてしばらくして夫は戻る支度を終えたみたいで、黙って出て行った(単身赴任先に帰っていった)そう。
妻は、駅まで送っていくよと言ったらしいが、いやバスで行くからいいと、目も合わさなかったという。
それが最後に交わした夫との会話だった。
夫はその日から帰ってこなくなったのでした。
調査員全盛の頃、妻が私に依頼してきたのは、夫が帰って来なくなってから2週間後のことでした。
浮気の証拠が欲しい、不貞の証拠が欲しいという言葉ではなく、
どんな女の人か知りたい
でした。
夫も妻も離婚騒動の真っ只中ではありませんし、妻は離婚なんて毛頭考えておりません。
なぜこうなってしまったの!?っていう思いです。
そして、夫がそこまでぞっこんな女性ってどんな人なのか、、、
そのとき、こう言ってました。
「私の一番知りたいことは、どんな女の人か。
どんな顔して、
歳はいくつだろう。
家族はいるのかな、
旦那さんは?子供もいるのか。
それか独身かなあ。
お仕事は何している人なんだろう。
以前、近所によく行くスナックがあるって言っていたけど、そこで知り合ったのかなぁ、、、」と。
私たちは長期に及ぶ調査に入りました。
金曜日の夜から土日とです。
その後平日の夜も、、、、。
とにかく、その妻が耳にした女性が現れるか、夫が接触しに行かねば、先に進められません。
じっと監視張り込み、尾行を続け、夫と女性との密会を待ちました。
が、想定外に張っても追跡しても”女の影”が出てきません。
休日、夢中になっていることは近所のパチンコ店。
あとは自分でスーパーへ行って買い物をしてたり、妻に話したというスナックに立ち寄っていたりと。
スナックのママか?
その動向も探りましたが、その気配もありません。
ただのお客さんでした。
また調査期間中、夫は自宅に帰ることもありませんでした。
二人の間の溝は相当に深まっているようです。
どんな女性かわかることもなく調査を終えることになってしまったのですが、
夫の写真、ビデオを真剣に見つめていた妻はこう言いました。
「主人が着ているこの服、去年私が誕生日プレゼントした服です。
着てくれているんだぁ。
でも、とても疲れている顔していますね」
アパートの窓はカーテンはかかっていたものの、全開。
窓越しに机と椅子が置いてあるのでしょう。
夫はずっと座って何やら読んでいたり、パソコン?を見ていたり。
そして時おり、ぼ~っとした感じで外の風景を見ていたりと、物思いにふけっている感じでした。
妻はその部分の動画もずっと見ていました。
あの女の声は何だったのか。
しかし、夫はなぜそんな不可解な行動をとったのか。
謎です。
もちろん、憶測はできます。
「**だったんだろう」と言いたい方もいましょうが、
その時の私の立場としては、見たもの聞いたこと以外は真実とはいえません。
私、「ご主人に連絡とってみるべきです。」
そして妻はこう言いました。
「今度、連絡してみます。そういえば私、言いたことを言いっ放しのままでした。
謝って気持ちをちゃんと伝えます。」と。
信じてみようかという妻の思いを感じた瞬間でした。