昨日は、 佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2026『カルメン』を観に兵庫芸文センターに行ってきました。毎年恒例、真夏のオペラの今年の演目はビゼー作曲「カルメン」。7/17~26で8公演、主要キャストが海外組と国内組のWキャストで上演されますが、僕は今回、海外組の公演を選びました。

演目の「カルメン」は超有名なオペラで、これまでに、僕は、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトでブログを始める前の17/3と19/3(★)で2回と、びわ湖ホールの沼尻竜典オペラセレクション(★)と観ていて、今回で4度目でした。

 

スタッフ 

音楽:ジョルジュ・ビゼー

台本:H.メイヤック、L.アレヴィ、演出:ロレンツォ・マリアーニ

指揮:佐渡裕

管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

合唱:ひょうごプロデュースオペラ合唱団、ひょうご「カルメン」合唱団、ひょうごプロデュースオペラ児童合唱団

 

キャスト 

エカテリーナ・セメンチュク(カルメン)、ロベルト・アローニカ(ドン・ホセ)、

マハラム・フセイノフ(エスカミーリョ)、ヴァレンティーナ・マストランジェロ(ミカエラ)、

梨谷桃子(フラスキータ)、山際きみ佳(メルセデス)、

水口健次(レメンダード)、ロベルト・アックールソ(ダンカイロ)、伊藤貴之(スニガ)、

的場正剛(モラレス)、相良アレキサンダー(パスティア)

 

「カルメン」のあらすじは、Webサイト「わかるオペラ情報館」から転載させて頂きます。
このサイトでは、以下の第3幕・第4幕を併せて第3幕となっていましたが、今回の公演では4幕構成となっていたので、あらすじも第3幕を二つに分けました。
 

  あらすじ

【時と場所】 1820年頃、スペインのセヴィリャ

 

【登場人物】

カルメン(Ms): ジプシーの女、ドン・ホセ(T): 軍隊の兵士、エスカミーリョ(Br): セヴィリャの闘牛士、ミカエラ(S): ホセの故郷の許嫁 ほか

 

【第1幕】

時は1820年頃、舞台はスペインのセヴィリャ。タバコ工場で働く女工たちの中で、若い男たちに一番人気のあるジプシーのカルメンは「ハバネラ」を歌って男たちを魅了します。ところが、衛兵のドン・ホセだけは彼女に興味を示しません。そこでカルメンは胸に付けていたカッシアの花をホセに投げつけ、去っていきました。

仕事に戻った女工たちは工場の中で喧嘩騒ぎを起こします。原因はカルメンで、彼女は捕らえられます。でもカルメンは、衛兵のホセを誘惑して手縄をゆるめさせ、逃げ去りました。 

【第2幕】

1か月後、カルメンを逃がした罪で禁固となっていたホセが、閉店後の酒場にいた彼女に会いに行きます。ホセは彼女からもらった花を手に愛を告白しますが、それならばとカルメンは彼に軍隊に帰営しないで、すべてを捨てて自分の下に残るように求めます。ホセは迷いました。そして仕方なく脱走兵としてジプシーの仲間となったのです。

【第3幕】

カルメンのジプシー仲間は密輸をして稼いでいました。そのことを知って後悔するホセ。カルメンはそんな彼に愛想を尽かします。カルメンの恋心は、すでに闘牛士エスカミーリョに移っていました。

そこへホセの故郷から娘ミカエラが訪ねてきます。彼女からホセの母が重病だと聞いて、彼は故郷に帰ることにします。

【第4幕】

1か月後、闘牛場前の広場。この日は闘牛の当日で、カルメンと愛の言葉を交わした闘牛士エスカミーリョが闘牛場に入っていきます。広場に残ったカルメンの前に現れたのが、戻ってきたホセです。やり直そうと言うホセでしたが、カルメンは彼を相手にしません。しつこく食い下がるホセに対し、カルメンは昔もらった指輪を投げつけました。そのときホセは激昂してカルメンを刺し殺してしまいます。そしてその場に呆然と立ちつくしたのでした。

 

前回観た、びわ湖ホールの公演では、物語を現代に置き換えて、「カルメンは有名なバンドの歌手、ドン・ホセは警察官、密輸商人はドラッグディーラー。でも、何故か、闘牛士は闘牛士のまま。」という、おおよそ納得のいかない妙な演出になっていて興ざめしましたが、今回はそういった変更はなく、一部、舞台背景等に創作が見られたものの、大筋はオリジナルに沿っていたので良かったですニコニコ

舞台装置も衣裳も立派だったし、児童合唱を上手く使ったり、パフォーマーによるダンスの演出があったりしたのも楽しめましたグッ

でも、やっぱりオペラはなんと言っても、キャストの生の歌唱が一番音譜
僕が海外組を選んだのは、カルメン、ドン・ホセ、エスカミーリョ、ミカエラの主要キャストの全員が兵庫芸文センター初登場で、METやロイヤル・オペラ、パリl国立オペラなどに出演されているとの情報で、大いに期待し聴いてみたいと思ったからなんです。
 
で、実際、聴いてみた感想ですが、カルメンのエカテリーナ・セメンチュクはメゾ・ソプラノ故、声がソプラノ程は響かないこともありますが、あまり歌声に迫力・美しさを感じず、そのためかカルメンの持つ妖艶さがあまり伝わって来ませんでした。
ドン・ホセのロベルト・アローニカについては良く声が届いてきたし、一番良かったと思ったのが、ミカエラ役のヴァレンティーナ・マストランジェロの美声。一途な娘の演技にも好感が持てましたOK
エスカミーリョのマハラム・フセイノフにはちょっとがっかりショボーン
闘牛士らしい精悍さや豪快さは全く感じられず線が細い印象でした。
 
一方、、びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバーの山際きみ佳さん、的場正剛くんが、このような大きな舞台で活躍される姿を観れたのは、嬉しかったですチョキ
 
国内組のほうが良かったかもしれないと少し思いますが、トータルで見れば、今回もほぼ満足させて頂いた公演となりました。
 
奇遇にも昨年のプロデュースオペラ『さまよえるオランダ人』(★)と同じく、音楽評論家の東条碩夫先生がお見えになっていました。
 
昨年の公演では、東条先生の隣の席の客が公演中にスマホのアラームを鳴らし、しかもなかなか止めず隣席の皆さんに大迷惑をかけていたことをブログに書いておられました。僕は遠い席で先生ほど迷惑を被らなかったんですが、随分長い間、異音が続いたので、何の音やろ?こんなの演出なんやろか?と思っていました。
 
今年も奇遇に同じ日に観劇することになったので、少し、お声かけさせていただき、一年前の災難についてもお話し、今年はあんなことがないように楽しみたいですねと挨拶させて頂きました。
 
開演14時予定でしたが、何か技術的トラブルが発生したので開演を15分遅らせて欲しいと、佐渡さんから14時に説明があり、結局14時20分開演、休憩25分を挟み、終演17時50分。
前売完売・当日券なしの満席でした。
 
カーテンコールのみ撮影可でした
 
 
 
 
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