青山美智子さんの小説『月の立つ林で』を読み終えました。

僕が、青山さんの作品を読んだのは『赤と青のエスキース』、『ただいま神様当番』、『お探し物は図書室まで』に続いて4作品目。5年連続で本屋大賞にノミネートされている人気の作家さんです。

2022年11月に単行本発行、23年本屋大賞にノミネート、25年9月に文庫本化された第1刷を僕は読みました。

*表紙カバーの画像はネットからお借りしました。

 

出版元のポプラ社のHPで本書は以下のように紹介されているので、転載させて頂きます。

似ているようでまったく違う、
新しい一日を懸命に生きるあなたへ。

『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞2位。『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』で5年連続の本屋大賞ノミネートの著者、最高傑作。


長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。

つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。

最後に仕掛けられた驚きの事実と
読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、
心震える傑作小説。

 

また、朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日 book.asahi.com」で本書についてインタビューされておられる記事があったので、リンクを貼っておきます。 

 

ちょっとだけアウトラインのみネタバレさせます。

 

今まで読んだ青山さんの他の作品同様、本作も連作短編集のスタイルで綴られていました。

紹介文の青字にしたところに記載されている通り、登場人物は5人。各々のエピソードに他の4人が出てくることはありますが大きな絡みはなく、「青と赤のエスキース」のような最後に全体が繋がる伏線回収はありませんでした。

一方、5人の登場人物に共通しているのが、紹介文の赤字にしたところにある、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』。各自がこれを聴き、夜空の月を見上げ、月の満ち欠けから自身の心の満ち欠けを想い、新しい毎日に繋げていくというストーリー展開になっています。

 

今までとちょっと違う共通点で描かれていること、その共通点が、ポッドキャストと月いうのは、新しさを感じるもので面白かったですOK
特に、僕自身、ポッドキャストってどういうものかは知っているけど、余り馴染みがなかったし、この作品を通じて、ちょっと、興味がありそうなものを探して聴いてみようかなと思ったりもしました。

そして、各々のストーリーは、大きな感動は正直ないけど、全てほっこりする内容になっていたし、ちょっと気楽に読んでみるにはいい作品だと思いますニコニコグッ