先週の金曜日23日に聴きに行った兵庫芸術文化センター管弦楽団PAC 第166回 定期演奏会のことを書きます。

指揮は芸術監督の佐渡裕さん、プログラムは前プロがジャズピアニストの上原ひろみさんをソリストに迎え、ガーシュインのピアノ協奏曲(ヘ調の協奏曲)、メインプロがバルトークの管弦楽のための協奏曲でした。

 

出演 

指揮・芸術監督::佐渡裕

ピアノ::上原ひろみ

管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

コンサートマスター:田野倉雅秋

 

プログラム 

前半

ガーシュウィン:ピアノ協奏曲(ヘ調の協奏曲)

第1楽章 アレグロ

第2楽章 アダージオ・アンダンテ・コン・モート

第3楽章 アレグロ・アジタート

後半

バルトーク:管弦楽のための協奏曲 BB123

第1楽章 序章:アンダンテ・ノン・トロッポーアレグロ・ヴィヴァーチェ

第2楽章 対の遊び::アレグロ・スケルツァンド

第3楽章 悲歌:アンダンテ・ノン・トロッポ

第4楽章 中断された間奏曲:アレグレット

第5楽章 終曲:ペザンテープレス

 

アンコール

(ソリスト)上原ひろみ:MOVE、ガーシュウィン:I Got Rhythm

(オーケストラ)大友良英(江藤直子、加藤みちあき、荻原和音編曲):

 「そらとみらいと」 Part3 祭りと空と short ver.

 

開演15分前の14時45分から佐渡さんのプレトークがあり、ソリストの上原さんが素晴らしいということ、演奏曲の簡単な解説、そして、4月に来シーズンの定期演奏会通し券が発売されることをPR。

そして、15時開演。上原さんがPOPに登場。
僕は、上原さんが2014年にリリースされたアルバム「Alive」と2016年にリリースされた「SPARK」を持っていて良く聴いてました。共にベース:アンソニー・ジャクソン、ドラム:サイモン・フィリップスとのトリオ・プロジェクトによる演奏で、2016年にはトリオでツアーが組まれ、12/3のフェスティバルホールでの公演にも行きました。
その後、ソロや矢野顕子さんとのDUOなどの活動をされるにつれ、僕の嗜好とは異なる方向に思えたので、以降、映画「BLUE GIANT」の音楽監督含め、あまり興味をひかれず遠ざかっていました。
ということで、彼女の演奏を聴くのは音源含めて久しぶり。
演奏曲の作曲家ガーシュインについては、「ラプソディー・イン・ブルー」は度々、聴く機会がありましたが、ピアノ協奏曲(ヘ調の協奏曲)は初めて。「ラプソディー・イン・ブルー」で大成功後、オーケストレーションも自身で手掛けた作品とのこと。
ということで、「ラプソディー・イン・ブルー」を更に進化させたシンフォニック・ジャズという感じで聴きました。
オケの編成は14-12-10-8-7。
上原さんの演奏はやはり、自由闊達ルンルン
特に第2・第3楽章のカデンツァは音がキラキラキラキラ
そして音がコロコロ転がっているようにも思えましたウインク
後、一般的なクラシックのピアノのソリストと全く違うところは、やたらニコニコしながら完全に客席に顔を向けながら弾くところびっくり
ピアノの鍵盤に目をやったり、指揮者を見たり、曲調に合わせて表情を変える顔芸をするソリストは結構、見かけますが、客席ばっかり見る上原さんは異様びっくりマーク
第2楽章から第3楽章にアタッカで演奏が続き、クライマックスでは中腰になったり声をだしたりと熱演の演奏でした!!
ただ、あまり演奏を聴く機会がない曲なのでよくわかりませんが、オケと協奏するところでは、懸命に弾かれていてもピアノの音がオケの音に埋もれて聴こえないと感じるところも結構ありました。それはそれでいいのかもしれませんが…
ということで、僕としては大いに感動というわけにはいきませんでしたが、会場は満足された方が多数でブラボーと拍手喝采の嵐でした拍手
アンコールは2曲。休憩時間にホワイトボードに貼り出された紙には最初のオケとの「MOVE」だけが印刷されていて、2曲目のソロでの「I Got Rhythm」は手書きで追加されていました。
1曲で拍手が鳴りやまなかったので急遽、サービスで追加され、終演後の張り出しにも加えられたものと思います。
 
後半はバルトークの「管弦楽のための協奏曲 BB123」。
オケの編成は16-14-12-10-8。
この曲を聴くのは、昨年11月のクラウス・マケラ指揮、ロイヤルコンセルトトヘボウ(RCO)管弦楽団の京都公演(★)以来で、今回で5回目。
その時のブログに書いていますが、RCOの演奏までに聴いた3回は「綺麗なメロディに聴こえるところもあるけど、わかりにくいところもあって、ちょっと苦手」という感じでした。
そして、RCOの演奏を聴いて、「第1~第3楽章のちょっとメロディーがわかりにくかったところも、個々の楽器の音が心地よく響いたし、第4楽章のコミカルな感じが楽しく感じられたし、第5楽章は疾走感があって、凄くかっこよく感じられてフィナーレに至りました。」ということで、苦手意識が解消したと記載しています。
 
で、今回なんですが、やっぱり苦手な感じに戻ってしまいましたショボーン
オーボエのコアメンバーの演奏とかは良かったし、第5楽章はカッコいいと思うところもあったけど、全般的には、やっぱり、分かりにくくて、楽しめずでした。
 
アンコールは昨年1月、阪神淡路大震災30年の節目の定期演奏会(★)でメモリアル委嘱作品として演奏された大友良英さん作曲の 「そらとみらいと」 Part3 祭りと空のショートバージョン。
「祈りと希望を込める曲」の再演で、これは明るく染み入りましたニコニコ
 
 

開演15時、休憩20分を挟み、終演17時10分。

補助椅子ありの満席。会場の盛り上がりに自分としてはイマイチついていけなかった公演でしたが、こういう時もありと思います。

 

いつものようにカーテンコールは撮影可。

 

以下はリハから僕が聴いた本番初日までの関連Xです。