先週の金曜日に聴きに行った兵庫芸術文化センター管弦楽団PAC  第156回定期演奏会のことを書きます。当日のブログ(★)に書いたように、この日は阪神淡路大震災が発生してから30年の節目の日であり、また、今年はその大震災からの復興のシンボルとして兵庫県立芸術文化センターが開館してから20年になります。

そこで、この日の定期演奏会は大震災が発生した午前5時46分の12時間後の午後5時46分開演とし、特別なプログラムで、祈りと希望を込めて演奏されました。
 

 

出演 

指揮・芸術監督:佐渡裕

ソプラノⅠ:並河寿美

ソプラノⅡ:小林沙羅

ソプラノⅢ:小川里美

アルトⅠ:清水 華澄

アルトⅡ:林美智子

テノール:小原啓楼

バリトン:キュウ・ウォン・ハン

バス:妻屋秀和

合唱:マーラー「千人の交響曲」合唱団(合唱指揮:矢澤定明)

児童合唱:伊丹市少年少女合唱団、三田少年少女合唱団、夙川エンジェルコール、宝塚少年少女合唱団
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

コンサートマスター:豊嶋靖嗣

 

プログラム 

前半

大友良英(江藤直子、加藤みちあき、萩原和音編曲

そらとみらいと~阪神淡路大震災メモリアル委嘱作品

Part1 Requiem

Part2 LIFE-Improvisation and Interlude-

Part3 祭りと空と

後半

マーラー:交響曲第8番 変ホ長調 「千人の交響曲」

第1部 賛歌「来たれ、創造主である聖霊よ」

第2部 「ファウスト」の終幕の場 

 

開演15分前の17時30分から、佐渡さんと前半の曲「そらとみらいと」を作曲された大友さんによるプレトークがありました。先ず、佐渡さんが大震災当時の記憶を語られた後、大友さんが登壇。朝ドラ「あまちゃん」の主題歌を作曲された方とのことで、あの元気が出るメロディを作曲された方に祈りと希望を込める曲を作ってもらおうと佐渡さんが委嘱されたそうです。お二人での曲の構成の解説に続き、兵庫芸文センターが昨年実施した能登半島地震舞台芸術活動支援募金の目録を、石川県七尾市長に贈呈。七尾市長から感謝の言葉が述べられました。

 
佐渡さんが一旦、舞台袖に戻られた後、オケのメンバーが登壇、佐渡さんが再登壇され、17時46分に会場全員で黙祷し、演奏に移行。オケの編成は16型。
Part1は、先ず、客席通路を数人の奏者が静かに鐘を鳴らしながら歩行。そこに静かに弦が被さり、更に徐々にオケ全体が重なっていくレクイエム。震災で亡くなられた方の魂の安らかな眠りを神に祈る曲でした。
続く、Part2 IFE-Improvisation and Interlude-は、タイトルのインプロビゼーション通り、即興。楽譜はないらしく、ここでは、佐渡さんは指揮台を降りオケの前まで進み出て指揮、それにオケのメンバーが呼応して、感性に任せて演奏していたように思います。
Part3の「祭りと空と」は正に日本の祭。ティンパニ、アン ティークシンバル、和太鼓、締太鼓、大太鼓、チャンチキ、スネアドラム、シンバル、サスペ ンドシンバルの打楽器が大活躍し、大いに盛り上がってフィナーレ!!
「祈りと希望を込める曲」そのもので大いに感動しました拍手
 
後半はマーラーのマーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」。
先ず、合唱団が登壇。
この日のために結成されたマーラー「千人の交響曲」合唱団は、第1コーラス139名(ソプラノ40、アルト43、テノール23、バス33)、第2コーラス60名(ソプラノ15、アルト15、テノール15、バス15)、更に児童合唱が103名(伊丹市少年少女合唱団26、三田少年少女合唱団27、夙川エンジェルコール25、宝塚少年少女合唱団25)の大編成。
僕がこの曲を聴くのは、2018年9月の「びわ湖ホール開館20周年記念緊急特別公演」以来、2度目。
演奏機会も少ないし、前回のことはかなり忘れていますが、今回の方がスケールが大きかったと思います。
ステージ前方にソリスト7名。皆さん、素晴らしい歌唱でしたニコニコ
ソプラノⅢの小川里美さんだけは途中でステージ後方上方に登場され、天から降り注ぐような歌唱。
そして、やっぱり大編成の合唱が凄かったし、オケも大熱演。
また、3階両サイド・バルコニー席からのバンダ隊も良かったですグッ
「宇宙から降り注ぐような極上の響きをご堪能ください。」とホールのHPに記載されていましたが、本当に凄い演奏を堪能しましたびっくり拍手
 
開演17時46分、休憩20分を挟み、終演20時5分。補助椅子もでる満席でした。
 
カーテンコールのみ可で撮影した画像です。
 
以下、リハから初日終演までの関連Xのリンクを貼っておきます。