原田マハさんの小説『リボルバー』を昨夜、読み終えました。
今まで読んだ中でも、史実に基づくアート小説の『美しき愚かものたちのタブロー』、『たゆたえども沈まず』、『太陽の棘』はどれも感動作だったので、更に他の作品も読んでみようと思い、選びました。

2021年5月に単行本刊行、2023年7月に文庫本化されたもので、僕が読んだのは20224年4月発行の5版です。

*カバーの画像はネットからお借りしました

 
文庫本カバーの裏表紙、並びに発行元の幻冬舎のwebサイト「幻冬舎plus」に掲載されている紹介文を以下に転載します。

パリのオークション会社に勤務する高遠冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれた。それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。だが持ち主は得体の知れない女性。なぜ彼女の元に? リボルバーの真贋は? 調べを進めるうち、冴はゴッホとゴーギャンの知られざる真実に迫っていく。傑作アートミステリー。

 

ゴッホとゴーギャン。生前顧みられることのなかった孤高の画家たちの、伝説のヴェールを剥がす本作。⻄洋の巨匠たちを⾃由かつ⼤胆に描いてきた原⽥マハの、豊富な美術史への知識と画家への愛が溢れる世界観をお楽しみください。

 

詳細は分からないように注意しながら、若干、ネタバレさせます。

紹介文の赤字にした部分のように、ゴッホが自殺に使ったというリボルバーがパリのオークション会社に持ち込まれ、それが本物なのか?を主人公の高遠冴が調べるうちに、ゴッホと生活を共にしたことのあるゴーギャン、また、ゴッホの弟テオが絡み、ゴッホの自殺の真相にまで及ぶ話になっています。
完全なフィクションで、正直、「いくらなんでも、これは、やりすぎちゃうん?」と思ってしまう物語でした。すなわち、史実に基づくと言っても「このような事実がなかったと言い切れんよね。ひょっとしたらあったかもしれんよね」という内容。
今まで、読んできた原田さんのアート小説も同様に基本フィクションでしたが、本作が最もフィクション性を高く感じました。
でも、こんな作り話と思いながらも、終盤に近づくにつれ、次はどうなる?次はどうなる?とドンドン惹きこまれるストーリー展開になっているところは、やっぱり、流石、原田マハニコニコグッ
エピローグのまとめ方も爽やかで、読み終えてホッとしました。
 
僕としては、『美しき愚かものたちのタブロー』、『たゆたえども沈まず』、『太陽の棘』ほどの感動はなかったですが、やはり面白く、読んで良かった1冊でしたチョキ
 
 
さて、今夜は、在職中の仲間との京都三条dining HARIMAYAさんでの月一食事会。
夕方から行ってきます。