昨日は、「ザ・シンフォニー特選コンサート Vol.30 小林研一郎 炎のタクト!~ラフマニノフ&チャイコフスキー~」というコンサートを聴きに、いつもの地元の幼馴染みと行ってきました。

シンフォニーホール主催の、炎のコバケンと大阪フィルハーモニー交響楽団が名曲を演奏する人気シリーズ。今回はソリストに松田華音さんを迎えてのラフコン2とチャイコの6番「悲愴」という濃厚な内容です。

  出演

指揮:小林研一郎

ピアノ:松田華音

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

コンサートマスター:崔文洙

  プログラム

前半

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op.18
 第1楽章 モデラート
 第2楽章 アダージョ・ソステヌート
 第3楽章 アレグロ・スケルツァンド

後半
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
 第1楽章 アダージョ-アレグロ・ノン・トロッポ
 第2楽章 アレグロ・コン・グラツイア
 第3楽章 アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
 第4楽章 終曲 アダージョ・ラメントーソ
 

ソリストアンコール=リャードフ:音楽の玉手箱

前半は松田華音さんによるラフコン2。彼女の演奏を生で聴くのは、21年6月の井上ミッキー指揮・兵庫芸術文化センター管PACの特別演奏会「燃えよ道義 炎の音楽」(★)でプロコのピアコン3を聴いて以来、2度目。前回が「燃えよ道義」で、今回が「炎のタクト!コバケン」、なんか毎回、指揮者も情熱的に燃えているメラメラびっくりし、期待大!!

そして、この曲を聴くのは、昨年2月の「哀愁のラフマニノフ 3大名曲選!! 熱狂コンチェルト2022」という公演で、三ツ橋敬子さん指揮・日本センチュリー響と上原彩子さんの演奏(★)以来です。

 

オケの編成は弦5部14-12-10-8-6。華音さんは赤いドレスで登場。

第1楽章、冒頭の鐘は手が大きくないと難しいと聞いている1段で演奏。女性ピアニストでは珍しいような気がします(上記の上原さんは2段でした)。その後の演奏も力強くてピアノはオケに埋もれることなく2階正面中央後方の自席まで充分届いてきました。

プロコを聴いた時、同様、弱音も美しいけど、やっぱり、華音さんのピアノは力強い強音が魅力でしたグッルンルン

第1楽章はややゆっくりで重厚、第2楽章は美しく、第3楽章は激しく力強いびっくりマーク

前回、この曲を聴いた上原さんの演奏ほど圧倒されるには至りませんでしたが、久しぶりの若手女性ピアニストの演奏を楽しめました。アンコールはリャードフの「音楽の玉手箱」。多分、初めて聴く曲でしたが、こちらは軽やかで楽しい感じで前半の〆となりました。
 
後半の悲愴。オケの編成は16-14-12-10-8。
コバケンさんの指揮を観るのは、昨年11月の「オービック・スペシャル・コンサート2022 コバケンのドヴォルザーク8番」(★)という公演以来で、この時もオケは大フォル。そして「悲愴」を聴くのは、昨年10月のやっぱり大フィルの京都特別演奏会で小泉和裕さん指揮での演奏(★)以来です。
前回のコバケンさんと大フィルのオービック・スペシャルですが記事にも記載していたように、コバケンさんのスポンサーへの配慮があまりに露骨に思え、僕は少し、ガッカリしてしまい、あまりいい印象が残っていませんでした。
でもでも、昨日の演奏で、そういう良くない印象は吹っ飛びましたOK

小泉さんと大フィルが京都で演奏したのも良かったけど、昨日は正直、それ以上ルンルン

というより、今迄、聴いた「悲愴」の中でも、かなり感動を大きく受けた演奏の一つになりました。

コバケンさんの指揮は鬼気迫る感じがあったし、そのためか、普段よりも大フィルの弦には厚みがあったように思います。

勿論、金管や打楽器はいつも同様に良く鳴っていて、第3楽章終わりでフィニッシュのような盛り上がりに吊られて一部のお客様が拍手も。でも、コバケンさんがアタッカ気味に直ぐに第4楽章を始めたので、雰囲気が壊れることはなく悲痛なエンディングに至り、今度はコバケンさんの手がしっかり降りるまで、会場も静寂を保ちましたグッ

 
1階席におられたとみられる方が、Facebookにコバケンさんが演奏後、感極まって泣いておられるようだったと記載されていました。正に炎のタクト、大熱演でしたメラメラ
 
カーテンコールでは「大フィルの皆さんがとてもいい演奏をしてくれて感動した。こういう状態なので、今日はアンコールを致しませんがご容赦下さい。」との挨拶。前週の東京での悲愴の演奏後のアンコール同様「ダニーボーイ」を聴きたい気もしましたが、悲愴の余韻が充分に残っていたので、気分よく帰路につきました。
 
開演14陣、休憩20分を挟み、終演16時10分。完売で満席。当日券もなしでした。
 
コンマスの崔さんのTwitterリンクを貼っておきます。