昨夜は、「オービック・スペシャル・コンサート2022 コバケンのドヴォルザーク8番」というコンサートを聴きに、シンフォニーホールに行ってきました。このオービック・スペシャル・コンサートという催し、コロナ禍のため2019年3月以来の開催となったそうですが、僕は初めて。

指揮はコバケンさん、今回と同じく、大フィルとの8月の3大交響曲の夕べ(★)以来。ソリストは周防亮介くんでした。

プログラムは前プロがグリーグの「ペール・ギュント」から2曲とブルッフのヴァイオリン協奏曲、メインプロがコンサートのタイトルになっている通り、ドヴォルザークの交響曲第8番でした。

 

  出演

指揮:小林研一郎
ヴァイオリン:周防亮介
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

 コンサートマスター:崔文洙

  プログラム

前半

グリーグ:劇音楽「ペール・ギュント」第1組曲より“朝”

                  第2組曲より“ソルヴェイグの歌”
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 op.26

 第1楽章 Vorspiel:Allegro moderato

 第2楽章 Adagio

 第3楽章 Finale: Allegro energico

後半

ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調 op.88

 第1楽章 Allegro con brio

 第2楽章 Adagio

 第3楽章 Allegretto grazioso 

 第4楽章 Allegro ma non troppo

 

アンコール
ソリスト:タレガ(リッチ編):アルハンブラの思い出(ヴァイオリン版)
オーケストラ:
山本直純編:ふるさと+ヴォルザーク:交響曲 第8番 第4楽章 ラスト1分

 

今回のコンサートは、協賛のオービックがかなり前のめりになっているようで、ホールの入ったところに、背広姿の関係者が多数立っていました。彼らがあちこちで来場者に挨拶していて、相当数の招待をしていたように思います。

読響の大阪定期演奏会で非破壊検査株式会社が読売新聞社と共に招待客でホールを満席にしているのと同様の光景。なので、いつものシンフォニーホールでのコンサートとはちょっと違った雰囲気を感じました。

 

最初の曲、グリーグの「ペール・ギュント」から2曲は、昨年4月の「コバケン・ワールド in KYOTO」で日本フィルとの演奏(★)でも聴いています。オケの編成は16-14-12-10-8、やや遅めの綺麗な曲の演奏がコンサートのスタートに相応しく感じましたキラキラ

 

この後、コバケンさんはステージの脇に置かれた当日の演奏曲では出番のないはずのピアノのそばに立ち、マイクを持って「今日は演奏曲の解説をやらなければいけないから、段取りよく進めたいので、周防くん出て来てください。」と言うんで、周防くんもちょっと戸惑いながら出てきましたが、ソリストを迎えるための舞台転換も出来ていなかったので、結局、もう一度、舞台袖に入り、オケの編成が12-10-8-6-4に変更されました。なんか、昨日のコバケンさんは、テンパっていたように思います。

 

周防くんの演奏は素晴らしかったです音譜OK。僕が彼の演奏を聴くのは、先月の角田鋼亮さん指揮・日本センチュリー響との豊中名曲シリーズでのグラズノフのヴァイオリン協奏曲(★)以来ですが、曲調の違いもあると思いますが、前回よりとても力強さを感じましたニコニコ。特に第3楽章ではかなりガンガン弾いてくれて3階席の自席にもきっちり音が届きました、勿論、前回同様、高音の伸びも良く美しかったです。この曲を聴くのは、これも、コバケンさん指揮の今年の「コバケン・ワールド in KYOTO vol.2」での千住真理子さんの演奏(★)以来でしたが、昨日の周防くんのほうが僕には好みでした。

カーテンコールでは、アンコールの前に、何故か花束を持ったお姉さんがステージに登場して、周防くんに贈呈。

お客様からのプレゼントではなく、スポンサーからみたいでしたが、なんか変な感じ…

アンコールの「アルハンブラの思い出」は、ギター曲をヴァイオリン用に編曲されたものでしたが、映画音楽で馴染みのある曲がヴァイオリンで演奏されて面白かったですグッ

周防亮介くん、リサイタルに行きたいとまでは今のところ思いませんが、また機会があったら、コンチェルトでは他の曲も聴いてみたいです!

 

休憩後、メインプロの「ドヴォ8」なのに、ステージ中央の指揮台前にはピアノが置かれ、コバケンさんがマイクを持って登場。

「曲の解説をやってくれとオービックの野田会長に依頼されたので、ちょっとやります」とのこと。繰り返される主題の解説などをピアノを弾いて解説、また最後のほうには「アンコールで野田会長のお好きなこの曲をやりますが、みなさんもハミングでお願いします。」と「ふるさと」を口ずさんだりも。

「ここまでやるんか。ちょっと、スポンサーに媚びを売りすぎちゃうか…」と、正直、僕には思えました。

で、ピアノが舞台袖に片付けられ、編成は16型に復元。

ドヴォ8を生で聴くのは、実に久しぶりで2018年に広上淳一さん指揮で京響の演奏(★)を聴いて以来。

聴き易い曲だし、やっぱり生で聴くと迫力もあって楽しいびっくりマーク

コバケンさんは休止も含め緩急の振れがかなり大きく、ダイナミックな演奏を導いていました。
オケでは、フルートとコンマスのソロが美しく、トランペットとトロンボーンの鳴りが良かったように思います。
 
アンコール前のカーテンコールではまたまた花束姉さんが登場、コバケンさんとコンマスの崔文洙さんに贈呈。
コバケンさんは花束を解いて、客演のアシスタントコンミスや2nd首席の田中美奈さんに配ったりと、これも変な光景。
アンコールでは、再び「野田会長がお好きな曲です」と何度も連呼しながら、「みんなで歌いましょう」と歌詞を言いながら先導していました。僕的にはなんだかなぁ…という感じ。
で、それで終わるのかなと思っていたら、コバケンあるあるのメインプロ・ラスト1分が演奏されて会場は大盛り上がりメラメラ
正面1階、P席、両サイドバルコニー、正面3階に手を振りながら丁寧に全員でお辞儀をされてお開きに。
 
開演19時、休憩20分、終演21時15分。MCや舞台転換もあって長めのコンサートになりました。
客入りは、おそらく強力なスポンサーの努力もあって、ほぼほぼ満席。90%は入っていたように思います。
 
周防くんのtweet、リンクを貼っておきます。