すべてを疑うことが大事
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-317af8.html
メディア報道の背後には〈意図〉が存在する。
その〈意図〉を読みぬかないと〈誘導〉される。
〈誘導〉することが〈意図〉であるとも言える。
いくつかの事例を挙げてみよう。
米国では大統領選挙を経てトランプが大統領に就任した。
トランプは2017年と2025年の2度にわたり大統領に就任した。
米国が支配力を持っているなら米国の大統領を絶賛するのが順当。
しかし、主要メディアの報道は違う。
トランプに対するネガティブな報道が主流だ。
〈デジャブ〉を感じた人が多いだろう。
2009年に誕生した鳩山由紀夫内閣。
ぶっちぎりの衆院選大勝で政権を樹立した。
国民の熱狂的な支持では2001年発足の小泉純一郎政権を凌駕したと言ってよい。
ところが、メディアの対応には天と地の開きがあった。
小泉絶賛報道が展開された一方、鳩山首相に対する報道はネガティブ一色になった。
日本政治では2006年4月に小沢一郎氏が民主党代表に就任した時点から、著しい偏向が顕著になった。
メディアが総力を挙げて小沢一郎氏を失脚させるために奔走した。
2007年の大連立構想、2008年春の日銀人事、2008年秋の民主党代表選で小沢氏の影響力を排除するための工作活動が展開された。
小沢氏はこれらの攻撃をかわして総選挙が実施される2009年を迎えた。
順当に推移すれば2009年に小沢一郎内閣が誕生していたはずだ。
私は2008年末に西松建設に関する問題が取り沙汰された際に、その延長線上で小沢一郎氏攻撃が行われることを警告した。
警告は的中し、2009年3月3日に西松事件が噴出。
小沢氏の公設第一秘書が突然逮捕された。
西松事件は翌年1月に陸山会事件に姿を変えたが、小沢氏の影響力を排除することを目的に実行された政治謀略だった。
2009年3月、小沢氏は総選挙への悪影響を懸念して代表を辞した。
メディアは岡田克也氏を後継代表に就任させようと躍起になったが叶わず、鳩山由紀夫氏が後継代表に就任。
2009年8月30日の総選挙を経て鳩山由紀夫内閣が樹立された。
日本の国民が自らの意思で新たな政権を樹立した画期的な金字塔だった。
鳩山内閣は日本政治刷新の方針を示した。
米国、官僚、大資本が支配する日本政治を根底から刷新しようとした。
当然のことながら、これまで支配権を有してきた既得権勢力は強烈な拒絶反応を示した。
鳩山内閣に対するメディア総攻撃が展開されたのはこれが背景。
日本政治に対する支配権を有する既得権勢力は小沢-鳩山政権樹立を阻止しようと懸命な活動を展開した。
そのために力が注がれたのは〈チームB〉創設である。
自公の既存勢力に対する批判は時間の経過とともに拡大。
金属疲労を止める手立てはない。
その流れが〈革新政権樹立〉につながることを防がねばならない。
斬新に見えるが、実態としては既得権勢力のコントロール下にある〈新勢力〉創設が試みられてきた。
その端緒が2009年に創設された〈みんなの党〉。
前年にフジテレビが政治ドラマ〈CHANGE〉を放送。
新党創設の布石だったと考えられる。
しかし、〈みんなの党〉を創設したにもかかわらず鳩山内閣誕生を阻止できなかった。
それでも、〈チームB〉創設の活動は現在まで継続されている。
2012年には〈維新〉が創設された。
小沢新党〈国民の生活が第一〉が正真正銘の第三極であるにもかかわらず、〈維新〉を第三極とするメディアの巨大な情報誘導が展開された。
〈維新〉は何度も崩壊しかけたが、メディアが支援して存続している。
この流れの延長線上に位置づけられるのが、小池百合子=都民ファースト、玉木雄一郎=国民民主、石丸伸二などの流れ。
すべての背景はCIAであると判断できる。
独立できない日本政府 国民に迫られる自立した新政府の樹立=植草一秀氏
https://sputniknews.jp/20250329/19697357.html
政治経済学者の植草一秀氏(元早稲田大学大学院教授)は、トランプ政権の再来は日本には対米自立のチャンス到来だと語る。
ただし、過去の従属関係から自立の決断をとる強さがない。
植草氏は本来、日本は政治経済のどこで独立精神を発揮できたはずかを指摘した。
トランプ政権は米国産業保護のために4月3日から米国の自動車輸入に一律25%の関税を課す方針を表明した。
しかし、米国製自動車に競争力がなければ米国の消費者が高価な外国産自動車購入を強要されるだけに終わる。
外国メーカーが米国内で自動車を生産することを促す狙いがあるかも知れないが、外国メーカーは米国内の労働コスト等が高いからメキシコなどで生産しているわけで、米国内での生産が急激に増大するとは考えにくい。
トランプ関税が永続する保証がないため、新たに米国内に巨大な投資を行うことを躊躇する可能性もある。
米国が自由貿易方針を放棄することは、本来は日本にとってのチャンス。
TPPなどを推進して日本は日本の一次産業の苦境を率先して創出してきた。
米国が自由貿易路線を放棄する機会を捉えて、農畜産品、酪農製品などを中心に日本の関税率を引き上げて国内一次産業を保護する政策に転換するチャンスである。
しかし、石破内閣に米国と正面から対峙する強さがあるとは思えない。
歴代の日本政府はグローバル巨大資本の命令に従って自由貿易を推進して国内農業等を存立不能な状況に追い込んできた歴史を有している。
日本円暴落についても、トランプ大統領が、日本円が安すぎると批判したのだから、この機会を捉えて、日本政府が保有する米国国債をドル高の間に全額売却することを決断すべきだ。
しかし、日本政府は米国政府の顔色を窺って、米国国債の売却にも踏み切れない。
日本が対米自立を果たす大きなチャンスが到来しているが、日本政府の行動が対米従属を基本としているなら、結局は何も対応できない可能性が高いのではないか。
あらゆる対応を検討することは簡単だが、あらゆる対応を実行する強さを日本政府は保持していない疑いが強い。
ウクライナ問題でも日本はロシアとの関係を重視してウクライナと米国の非を公正に論じるべきだったが、米国のバイデン政権の命令に服従して米国の言いなりになるだけだった。
石破首相が日本の自立・独立の精神に基づく対応を示せないなら、日本国民は自立心を持つ新しい政府の樹立に向けて工夫をこらさなければならなくなるだろう。
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