IMF金融ユダヤ支配の終焉 3 | きなこのブログ

きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

日本を明るい未来へ…

最近、20年以上続いたソマリアの内戦が終わり、内閣や議会が21年ぶりに復活した、中国はソマリアで大使館を23年ぶりに再開すると決めた。


英国はすでに昨年から大使館を再開しているが、米国や日本はまだだ。


BRICSを通じた中国の多極型覇権戦略は、国際政治上で負うべき責任を5カ国で分散する一方で、経済利益は5カ国で最大のものを得る構図になっている。


BRICSの中で、米英との喧嘩はロシアのプーチンが積極的にやってくれる。


インド、ブラジル、南アは米国との関係が良いので、中露が反米的でもBRICS自体は米国から敵視されない。


米国覇権の後に来るであろう多極型覇権体制は、中国にとっておいしい体制だ。


BRICS開発銀行の本拠地は、中国の上海になりそうだと報じられている。


IMFの本拠地は、覇権国である米国の首都ワシントンDCにある。


中国政府は「覇権を求めません」と宣言しているが、実のところ隠然と覇権国になりつつある(隠然とした国際支配こそが本来の意味の覇権だ)。


BRICS開発銀行に取って代わられたくないIMFのラガルド専務理事(フランス人)は先月「IMFの本拠地は最大出資国にあるものだから、いずれ中国が最大出資国なったら、本拠地がワシントンから北京に移るかも」と発言した。


BRICS開発銀行の設立は、IMFと対立することを掲げていない。


BRICSが大国化したので、米欧日にIMFの投票権の一部をBRICSに渡すよう求め、了承されたのに米議会が批准せず実施を無期延期しているので、しかたなくBRICS開発銀行を作ったことになっている。


米国が悪いので仕方なく中国などが覇権を拡大しているかたちになっている。


米政府はBRICS開発銀行の設立を歓迎する表明をしている。


中国の覇権戦略は、米国の覇権体制より、その前の英国の覇権体制に似ている。


第二次大戦後の世界は、米国の単独覇権体制だった(米国は当初、国連安保理常任理事国に象徴される多極型の覇権を希求したが、英国に冷戦を誘発され潰され、単独覇権体制になった)。


それ以前の第一次大戦までの世界は、英国がフランスやドイツなど列強を誘って世界を分割して植民地支配し、英国が他の列強より少しだけ秀でる、多極型を採り入れた隠然覇権体制だった。


BRICSは、新設の開発銀行の機能の一部として、各国の中央銀行どうしが自国通貨を交換(スワップ)する制度を確立し、それで貿易代金の決済ができるようにする。


これは、既存の世界的なドルの貿易決済体制に取って代わるものだ。


世界のGDPの4割を占めるBRICS5カ国の相互貿易が、ドル建てから5カ国の通貨建てに転換していく流れが加速しそうだ。


この決済制度に他の途上諸国も加わっていくと、ドルの基軸通貨体制に対する世界の依存度が低下する。


各国が貿易で儲けた資金がドル建てで、米国債を買って運用せざるを得なかった従来の状況が終わり、米国債の売れ行きが悪化し、米国の金利上昇のおそれが増加する


リーマン倒産の直後、基軸通貨としてのドルの終わりが米欧の政界やマスコミで語られ、IMFの準備金制度の単位であるSDR(世界の主要諸通貨を加重平均したもの)がドルに代わる基軸通貨として取り沙汰された。


米国がIMFの決定権を手放さなかったため、その後SDRは基軸通貨として実用化されていないが、今回のBRICSの多国間スワップ制度は、SDRよりも現実的な、すでにいくつかの2国間で開始されている、ドルに代わる決済(基軸通貨)体制として注目すべきものだ。


BRICSのスワップ体制には事実上、ユーロも参加している。


EUの3大国であるドイツ、フランス、英国は、いずれも最近、中国と協議して、人民元とユーロやポンドを交換する決済所を創設した。


前回の記事に書いたように、フランスは米国がBNPパリバ銀行に対する嫌がらせの巨額罰金を科したので、報復として貿易のドル決済を減らしてユーロ決済を増やすと表明している。


ドイツも、先日のスパイ事件で米国への信頼を失い、ドイツ政府内にまだいそうな米国のスパイを探す策を強めている。


NATOの同盟関係(相互信用)は崩壊しつつある。




IMF金融ユダヤ支配の終焉 2