きーこです。
長野新幹線は北陸新幹線になった
私は、お見舞いがすごく苦手。
自分があまり病気に縁がないせいか
病気の人になんて声をかけていいのかわからない。
ただでさえ、話すのとくいじゃないのに、なおさら。
あと、元気だったひとの弱ってる姿を見るのが
家族とかの見慣れてない姿を見るのが
本当に怖い。
ーーーーーー
今日お見舞いに行った人は
末期がんでもう治療はしないで自宅療養してる。
彼女は漫画家のアシスタントで、
12年間、一緒に仕事してた人。
知らせてくれたのは漫画家の先生で
その先生が、彼女がぜひ会いたいって言ってるって連絡くれた。
アシスタントを辞めてから、もう10年近く会ってなかったし
正直、知らせてくれなくてもいいんじゃないかって
思うくらいだったし
だから、行かなくても別にいいじゃないかって思った。
でも、これは、逃げたいだけだな~って
今回は思ったから、行った。
彼女はもう治療してないので
自宅で母と二人、とてもおだやかだった。
骨がもろくなってるのでベッドからは起き上がれないけど
肌ツヤは良くて
たくさん話してくれて
たくさん笑った。
もともと、職業柄も引きこもり&博識な人で
ネットやテレビで知識を得ることができるのがいいらしい。
つっこんだことはあまり聞けなかったけど
少なくともかわいそうな人じゃなかった。
「骨がもろくなってるのでベッドからは起き上がれない」
「母子家庭で高齢の母を残していく」
「都営住宅に住むために物を増やさない」
「収入を抑えるような生活をしてきた」
そういう状況と話で、勝手に
私が彼女を「かわいそう」と思って怖がってた。
会って安心した。
そして、自分のことをいろいろ話した。
マスターコースの話。
来月は京都に行く話。
痩せて胸がなくなってがっかりしてる話。
きっと以前だったら
もう、どこにも出かけられない彼女に
健康には戻れない彼女に
ましてや乳がんの彼女に胸の話なんて
悪いな……と思って、できなかったと思う。
そして何を喋っていいのかわからなくなって
つまらない時間を過ごしていたと思う。
でも、今回私はそんな話をして
彼女はそれを本当に楽しそうに聞いてくれた。
マスターコースの話も
本当に理解しようとしながら聞いてくれて
「また、コース進んだらどうなったか話に来てね」
って言ってくれた。
また来ようって思った。
ーーーーーーーー
私は、12年間、その職場にいたときは
(月に一週間の泊まり込みですが)
その生活を変えたくて仕方なかった。
この「時間が止まってる・引きこもり集団」の一員として
一生を終えるのが嫌で、やめた。
本当に人見知りで、出かけることも人に会うことも
一大イベントみたいになる人たちだったから。
でも、こうやって思い返すと
そうやって引きこもって、
いつも同じメンバーで仕事をしながら
結構深い話をしていたし、
それを受け止めてくれていたし
やめて10年たっても
漫画家の先生は、昨年やった個展には来てくれたし
彼女はもう具合が悪くて、個展に来られなかったコトを
ずっと気にしてて、今回、会いたいって思ってくれてた。
なんだか、私は
ず~っとず~っと
こういう「愛」を
ないものとしていたんだな……って思った。
「愛」はあるんだ。
受け取ってないだけで。
「もらえない形の愛」ばかり
欲しがってるだけで。
ちょっとだけ、わかった。
まだ、ちょっとだけかい!!!
って思ってください。
ーーーーーーー
実は、もう一人
脳梗塞で倒れてしまった友人のお見舞いには
未だに行けてない。
私のことをもう分からなくなって
しまってるかもしれない友人に会うのは
まだ勇気がないのだけど。