四柱推命鑑定師・養成講師
香取佑果です![]()
「自分らしく生きたい」と思っているのに、そもそも「自分がどんな人なのかよくわからない」ということはありませんか?
「日常生活では周りに合わせ、それなりに社会へ適応して振る舞えている。」
でも、ふと一人になったとき、「私は、本当は何がしたいんだろう?」とか「私は、本当はどんな人なんだろう?」って考え込んでしまう。
自分らしく生きるためには、まず「自分を知る」ことが必要です。
でも、自分のことって自分では意外と見えないんですよね。
そんなときに役立つのが、四柱推命の「命式」です。
命式とは何か?良い悪いを超えた四柱推命の本質
命式には、「こういう人になりなさい」と書かれているのではなく、「もともと自分が携えて生まれてきた素質」が書かれています。
今回は、その中でも自分らしさの土台になる「日柱の十干」についてお伝えします。
■日柱の十干には「あなたの役割」が表れる
日柱の左側にある漢字。
ここに書かれている文字で自然界の中でのあなたの役割がわかります。
十干なので10種類あります。
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸。
私は「丁(ひのと)」です。
あなたの命式はこちら
「丁」は、ろうそくの火や灯火、月明かりなどにたとえられます。
だから私は、「暗いところに小さな明かりを灯すような役割の人」というように、日干だけでも「自分が担当する役割」が少し見えてきます。
もちろん、日干だけですべての素質が決まるわけではありません。
それに、四柱推命は「あなたは○だから、こういう人です!」と決めつけるためのものではありません。
「あなたは、こういう素質を持っていますよ」と、自分を理解するためのヒントをくれるものです。
■十干には、10種類の「自然の姿」がある
十干は、自然界にあるものを例えているので、とてもわかりやすいのですよ。
「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の順にご紹介しますね。
甲(きのえ)

甲(きのえ)は大きな樹木。
まっすぐ上へ伸びていく木のように、自分の軸を持って進んでいくことが得意。
「こうしたい」と思ったことを、長い時間をかけて育てていく力があります。
ただし、周りに合わせようとして自分の方向性を見失うと、伸びていくのが難しくなる。
甲の人にとっては、 「私はどこを目指してる?」を確認することが、自分らしさを取り戻す第一歩です。
乙(きのと)
大きな木のような存在感ではなくても、その場に存在するものたちと上手に調和しながら伸びていきます。
人との関係を大切にしたり、場の雰囲気を柔らかくしたりすることも得意。
だからこそ、「みんながそう言うから」と、自分の氣持ちまで周りに合わせなくて大丈夫。
乙の人は、 「人と調和しながら、自分の花も咲かせる」そんな生き方が似合います。
丙(ひのえ)
明るく、あたたかく、そこにいるだけで周りに影響を与える存在です。
「目立たないようにしよう」とか「出しゃばらないようにしよう」と自分を小さくすると、かえって本来の力が出にくくなることも。
丙の人は、「私が輝いていないと世の中が暗くなる」と考えて、自ら輝くことを自分に許可してあげること。
それだけでも、ずいぶん生きやすくなります。
丁(ひのと)
太陽のように普く照らすのではなく、暗い場所にそっと明かりを灯すような存在です。
人の気持ちに寄り添ったり、必要なところに小さな光を届けたりすることが得意。
ただ、人に合わせることもできるので、「私は本当はどうしたい?」がわからなくなることがあります。
そんなときは、「人に合わせてしまう私はダメ」ではなく、「私は人に合わせることもできる人なんだ」と、まず自分の性質を受け入れてみましょう。
戊(つちのえ)
どっしりと構え、そこにいるだけで安心感を与える存在です。
自分のペースで、じっくり積み重ねていくことが得意なので急いで答えを出さなくても大丈夫。
「もっと行動しなきゃ」「もっと軽やかにならなきゃ」と、山にジェット機のスピードを求めなくていい。
戊の人は、 「自分の存在感とペースを信頼すること」それも立派な自分らしさです。
己(つちのと)
植物を育てる土のように、人や物事が育つ環境を整えることが得意です。
準備をしたり、細かいところに氣を配ったり、誰かが成長できるように支えたり。
でも、周りを整えることに一生懸命になりすぎると、「私はどうしたいの?」が後回しになることも。
己の人は、 「人を育てる前に、自分の畑(環境)も大切にする」これを忘れないことです。
庚(かのえ)

庚(かのえ)は、鉄や鋼。
不要なものを切り分け、目的に向かって一直線に進んでいく力があります。
決断が早かったり、物事をスパッと整理したりすることも得意。
だから、「もっと人に合わせなきゃ」と無理をすると、自分の良さが消えてしまいます。
庚の人は、 「私は私の快適な速度で進んでいい」と、自分のペースを認めてあげることを忘れないで。
辛(かのと)

辛(かのと)は、宝石。
磨かれることで、その美しさや価値が際立ちます。
細部にこだわったり、質の良いものを見極めたり、自分なりの美意識を研ぎ澄ましたり。
ただし、「まだまだ磨き足りない」と、自分にダメ出しばかりしてしまうと、いつまで経っても自分の価値を認められません。
辛の人は、 「今の私(原石)にも、すでに価値がある」というところから始めてみる。
磨くことと、否定することは違いますからね。
壬(みずのえ)
流れながら、いろいろなものを巻き込み、遠くまで広がっていく力があります。
ひとつの場所にじっと留まるより、変化しながら動いていくほうが自然なことも。
「落ち着かなきゃ」「ひとつのことを続けなきゃ」と、自分を型にはめなくても大丈夫。
壬の人は、 「型にはまらず、流れに乗って自分の道を進んでいく」そんな生き方が合っています。
癸(みずのと)
静かに大地を潤し、植物や生き物に必要なものを届けます。
目立つことよりも、必要なところへ必要なものをそっと届けることが得意。
だからこそ、「もっと自分を主張しなきゃ」と無理をする必要はありません。
癸の人は、自分が安心できる場所を持つことで、その優しさが自然に周りにも届いていきます。
■「自分らしく生きる」は、自分を変えて作り直すことじゃない
ここまで読んで、「私は○だから、こういう人なんだ!」と思った方もいるかもしれません。
でも、私は四柱推命を自分を判定するためには使ってほしくありません。
自分を知ることで、「だから私は、こう感じやすかったのか」「だから、あの生き方はしんどかったんだ」と、 今まで自分に向けていたダメ出しや自分責めを減らしていく。
そのために命式を見るのです。
たとえば、人に合わせてしまう人に「もっと自分を持ちなさい!」と言われても、なかなか変われませんよね。
でも、「あなたは人との調和を大切にする素質があるんだね」と知ったらどうでしょう。
少し、自分を見る目が変わるかもしれません。
そして、「じゃあ、人に合わせる自分をやめなきゃ」ではなく、「人に合わせられる私も私。でも、私の氣持ちも置き去りにしないようにしよう」と考えられる。
私は、これが四柱推命を使って「自分らしく生きる」ということだと思っています。
あなたの中には、あなたにしかない「自然界の役割」があります。
それは、頑張って作るものではなく、もともと携えているもの。
だから、自分らしく生きることは、新しい自分になることではなく、「本当の自分はこうだったんだ」と少しずつ思い出していくことです。
私は、四柱推命をそんなふうに使っていきたいと思っています。
まずは、あなたの日柱の左側にある漢字を見てみてくださいね。
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