四柱推命の通変星の中でもっとも誤解されやすい星、それが「劫財(ごうざい)」です。
劫財を検索すると「奪う」「ぶつかる」「我が強い」とか、いろいろ出てきますね。
ところが、本質を知ると見え方がまったく変わります。
今日は、劫財という星の取り扱い方を紐解いていきます。
劫財の本質
「劫」という字を漢字ペディアさんから引用
①おびやかす。おどす。かすめる。「劫奪」「劫盗」「劫掠」 ②梵語(ボンゴ)の「劫波」の略。きわめて長い時間。「永劫」
永劫(エイゴウ)・億劫(オクゴウ)・(オックウ)・成劫(ジョウゴウ)・万劫(マンゴウ)
会意形声。力と、去(キヨ)→(ケフ)(さる)とから成り、人が去るのを力ずくで止めることから、「おびやかす」の意を表す。
引用おわり
劫財の「劫」という字には、
- おびやかす
- おどす
- かすめる
- きわめて長い時間
といった、少し怖そうな意味がありますね。
そこに「財」が合わさることで、「きわめて長い時間をかけてどんな手段を使ってでも財を手に入れる星」ということになります。
「財」とは「価値あるもの」です。
価値あるものとは、
- お金
- 土地
- 建物
- 財宝
- 人財
- 学歴
- 資格
- 経歴
- 愛情
- 満足感
- 素敵なパートナー
- 人とのつながり
- 他人からの承認
- 目標やゴールの達成
など、人によって異なりますよね。
つまり、
- 自分にとって価値のあるものを
- 長い時間をかけて
- どんな手段を使ってでも手に入れる!
これが劫財の本質です。
劫財の中身は「陰陽違いの自分」
日柱の十干「甲」×月柱の蔵干「乙」=蔵干通変星「劫財」
↓↓↓
劫財は、自分の日柱の十干と、陰陽違いの十干を掛け合わせてできる星です。
一言でいうと、「自分と仲間たちで一つ」ということです。
「比肩」のようにまったく同じ十干ではなく、陰と陽で性質が違うため
- 似ているのに微妙に違う
- 理解できるのに譲れない
そんな緊張感を自分の中に抱えているのです。
でも、この構造があるからこそ「劫財」は、切磋琢磨しながら(ぶつかり合いながら)目標達成を可能にするエネルギーを持つのです。
あなたは劫財ありますか?
劫財にリーダーが多い訳
劫財の人には、ある共通点があります。
それは「一人で完結しない」こと。
- 人を巻き込む
- 仲間をつくる
- 利害を調整する
こういった力が自然と備わっています。
実際に劫財は、
- 仲間意識が強い
- 人の意見を聞ける
- 政治力や調整力がある
とされ、リーダーの氣質を持ちやすい星です。
ちなみに、比肩のリーダーは「背中で見せる職人」で、劫財のリーダーは「人を動かす政治家」なんですよね。
だからこそ劫財は、
- 組織のトップ
- コミュニティの中心
- 人をまとめる立場
に立つことが多くなります。
劫財を上手く使えないのはどうして?
ここで、多くの劫財さんがつまずきます。
劫財は、一人では完結しないので使い方を間違えると
- 対立が増える
- 人間関係がギクシャクする
- 孤立する
という現象が起きやすくなります。
その原因はとてもシンプルで「勝とう」としてしまうことです。
本来の劫財は「競争して勝つ」のではなく「高め合う関係」を作る星なのに
- 相手をねじ伏せる
- 自分が正しいと証明しようとする
こうなると、あっという間にバランスが崩れます。
劫財の取説(上手く使うには)
では、どう使えばいいのでしょうか?
ポイントはたった一つです!
「戦う」のではなく「並ぶ」こと。
- 勝つためではなく、高め合うために関わる
- 上下ではなく、対等な関係を築く
- 違いを否定せず、多様性として活かす
これができるようになると、劫財は「人を動かす力」に変わります。
人を引っ張るのではなく、自然と人がついてくる!
そんなリーダーシップに変わっていきます。
劫財を上手く使えないないとき、やるべきことはシンプルです。
それは、「誰と関わるかを見直すこと」
そしてもうひとつ「自分の本音を後回しにしないこと」
劫財は、環境と人で運が大きく変わる星です。
だからこそ
- 無理な関係を手放す
- 心地よい距離感を選ぶ
- 本音で関われる人を大切にする
これだけで、流れは驚くほど整っていきます
劫財は、仲間と共に人生を広げていく事で喜びを感じます。
ただしその前提にあるのは、「自分との関係性」
自分を置き去りにしたまま誰かと関わると、その関係はどこかで歪みます。
だからこそまずは、自分の本音ときちんと向き合うことが最も大切なのです。
これができてくると、劫財さんの見る人生の景色は、静かに変わっていきますよ。
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