・・・叩かれてますがね。何をいまさらって感じ。
大阪桐蔭だけが悪いとか、そういうことじゃなくて。
高校野球に限らず、高校サッカーでもなんでもスポーツ強豪校がひしめいている激戦区。だいたいそんなもんですよ。日本の体育会系文化、別に体育会系ってだけじゃなくて例えば東大法学部なんかでも完全に体育会系の文化ですけど、先輩後輩の絶対的な上下、昔人命今人材のどんぶり勘定感覚ね。つまりほっといたって優れてる奴は来るんだとふんぞり返って、キャパシティいっぱい伸ばしてやろうって気は全然ない。日本は戦争に負けて軍隊がなくなったけど、旧軍の悪い文化だけはそういう形で残ってる。挙句の果てがブラック企業でしょ。現在はブラック企業ばかり叩かれてますけど、昭和50年代前半ぐらいまでは日本の超一流企業でも文系新入社員は委託された研修会社で今のブラック企業がやってるような洗脳研修としか言えないようなこと普通にやってましたよ。何が何でも言うこと聞かせる。同時の社員研修なんてそのためだけにあったようなもの。あれを現場でやっていた人、ほとんどが旧軍の下士官ですよ。
特に旧帝国陸軍、まともな軍用トラック車両も戦車もほとんどないのにあれだけよく戦ったと思いますよ。他の国の軍隊でありえないです。まあそこんところが軍隊教育だったんでしょうが、当時の日本帝国もドイツ第三帝国も、国民人口が右肩上がりの時代だったんです。軍隊教育も、その流れをくむ日本の体育会教育のあり方も、その時代特有のもの。つまりいくらでも人間の補充が出来た時代のものです。今そういう時代ですか?ってことです。毎年100万人からガンガン人口が減っているんですよ。現在の日本は。それは放射能のせいだか知りませんけれども、人口激減時代に何年も前から入ってるんです。もはや逃げようのない現実ですよ。
そんな時にこんなことをまだやっている。これで良いわけもなく。大戦末期に日本は特攻作戦までやった。現在のコンピュータがやることを人間がやっていた。同じパイロット、でも現在の戦闘機乗り、いわゆるトップガン1人を育成するのに、最も高価な戦闘機(航空機ー機あたり100億円超です)の何倍もかかることがあり得る。そもそも人材育成って言い方。どうなのかなと思いますね。1人あたりに投入されるトレーナーなり教師なり、教育費のような経済コストも、人口右肩下がり時代なら、右肩上がりになる一方です。つまり一人一人大事に育てなきゃならない時代に明らかに突入している時に、人材を大量に浪費する時代の教育をやっている。その果てにあるのは亡国だけだと思いますよ。
甲子園の高校野球。それは憧れでしょうよ。高校球児もその親もね。そこで強豪校のスカウティングスタッフはこういうわけです。「息子さんの力で甲子園に行かせてください!」とね。親は心動きますよ。
しかしそれは嘘なわけで、毎年繰り返しているポジショントーク。自分のところでレギュラーポジションはないけれど、他校に獲得されたら困るんでとりあえず自分ところでとって最初から買い殺しにする腹づもり。甲子園でスタンド応援してる野球部員。ほとんどがそういう子ですよ。こんなものが教育ですか?それをまた販売促進の具にする巨大新聞社。教育を食い物にしているっていうなら彼らこそその最たる連中です。私も高校野球は好きだけど、あれもいつかどこかで精算が必要になる日が来るかもしれない。少子化は止めようがないわけだし。悪い手本ならどこかで・・ってことで。
本当に教育というなら、大谷翔平選手を輩出している花巻東高校。県立の進学校です。あそここそ手本だと思いますよ。甲子園で優勝できるかどうか別ですけど。教育の一環として結果も出している。高校野球に希望が持てるとしたら、あのような学校かも・・・。生徒数が減っているから選手1人当たりに集中投下できるコーチングスタッフの数は増えてるし、またコーチングスタッフの質もすごく上がっている。もうマンモス学校の時代はとうの昔に終わっているのに教育関係者が認識できていない。この波はやがて大学の大倒産時代へとつながっていくと思います。