こんにちは。
現役看護教員【はな】です。
たくさんお読みいただき、ありがとうございます。
GW最終日となりました。
と言っても、今年はGWも何も関係ありませんでしたね。
これだけ長期間の休校が続くと、
1人で学習を継続するのは、モチベーションの低下にもつながりますね。
GW前、クラス全員に電話やメールをしました。
そこでほとんどの学生が言っていたのは、
「学校で勉強がしたい」
「友達に会って、一緒に勉強をしたい」
ということ。
そんな中、
「先生も体調に気を付けてくださいね」
なんて優しい言葉をかけてくれる学生もいました。
休校で、思うようにカリキュラムが進まず、不安な中、
他者を思いやれる気持ちがあることは、とっても素敵です。
この言葉を教員室で共有し、私たちはモチベーションを上げています。
ちょっとした一言が、誰かの気持ちを前向きにします。
それは、心から言ってくれた言葉だからこそ、響くと思います。
これは、患者さんも伝わります。
口先だけで言った言葉
と
本当に患者さんの気持ちを考えて発した言葉
これは私も実感しています。
臨床で看護師をしていた時の話です。
救急受診した患者さん。
家族がICを受けた後に憤慨していました。
その対応を頼まれたのですが…
仕方ないよね…そういう役割だから…
医療従事者の説明の仕方に対して怒っていました。
個室にいる患者さんと家族にあなたなら最初に何と声を掛けますか?
この最初の一言で、今後の患者家族との関係性が変わります。
相手のことを考えてみてください。
家族はなぜ怒ったのか?
私は、あくまでも、これはきっかけに過ぎないと考え、声を掛けました。
すると、家族は涙ながらに話しをしてくれました。
そして、患者さんの状態は落ち着き、
家族の気持ちも落ち着き帰宅しました。
患者さんや家族との関係性を築くためには、
コミュニケーション技術が必要です。
普段のお友達や家族とのコミュニケーションとは異なります。
それを学ぶのが、実習でもあります。
相手によってコミュニケーション方法を変えますよね?
経験を積めば積むほど、今回のような、怒っている対象への対応も可能になってきます。
まずは、実習で対象にあったコミュニケーションをとるよう頑張ってみましょう。
前回、事前学習のポイント➀➁とお話しました。
今回は、その続き。
受け持ち患者さんによって、必要な援助は異なります。
だけど、必ず行うことってありますよね?
「環境整備」
「バイタルサイン測定」
「コミュニケーション」
これはどのような患者さんを受け持っても必ず行います。
そのほかにも、
全実習を通して、
「清拭」
「陰部洗浄」
「洗髪」
「手浴・足浴」
も行うことが多い援助です。
まずは、なぜその援助が必要なのか?(目的)
その援助で得られる効果を考えてみましょう。
清拭…「身体をきれいにする」で終わらないでね。
身体をきれいにしたことでどのような効果があるの?
爽快感だけでなく、皮膚の構造と機能を考えてみよう♪
基本がわからないと応用はできません。
だからこそ、基本が大事です。
手順書を書きなおす必要はありません。
すでに手元にあるものを活用しましょう。
次に、その手順書を基に練習をしてください。
休校中で学校が使用できなくても、
自宅でできることはありませんか?
例えば、ご家族に足浴をする。
家族は素直です。
「お湯がぬるい」
とか
「洗い方が雑」
「こんなに気持ちいいなんてうれしい」
など言ってくれるはずです。
客観的に意見をもらいましょう。
自宅でも練習が難しい技術については、
イメージしてください。
イメージトレーニングって大切です。
練習をして、イメトレをして、
足らないことがあれば、手順書に追記していく。
はじめからうまくはいきません。
そのために、教員や指導者がついて患者さんの元に行くのです。
事前に準備をしてきたかどうかは見ればわかります。
一生懸命取り組めば、患者さんに伝わります。
教員や指導者からの助言は、あなたを落ち込ませるための言葉ではありません。
患者さんのため、
そして、
学生の成長のための言葉です。
それを次に生かす。
そうやって成長していくのです。
技術は練習や経験をすれば、応用ができるようになりますので、
練習をしましょう。
いざ、実習に行く。
となったら、
白衣やシューズなどを準備すると思いますが、
それ以外にも必要なものはたくさん。
学生のメモ帳や実習ファイルを見ると、
バイタルサインや血液検査の観察項目を一覧にしています。
経時的変化を見られる
どこに書いたかわからなくならない
そんなメリットがあります。
パソコンで作っている学生もいれば、
手書きの学生もいます。
どちらでもいいと思います。
教員や指導者に見せることが目的ではありません。
自分が整理しやすく、変化を読み取りやすい形式のものを準備してもいいかと思います。
実習中に血液検査の結果を見ることはとっても大切です。
でも、基準値が覚えられない…
そういうお悩みもあるかと思います。
それに関しては以前に、「検査の基準値が覚えられない」
という内容を書いていますので、
参考にしてみてください。
こうやって、実習のことを書いていると、
学生の顔が見たくなります。
病棟のスタッフとも会いたくなります。
そして、実習に行きたくなります。
患者さんとお話がしたい。
急性期の実習の前には、
術後に起こりやすい合併症や観察項目を必ずまとめておきましょう。
急性期の、とくに術後は展開が早いです。
私がオススメする方法は、
ルーズリーフ1枚につき、1日。
1日目、2日目、3日目…
と分けてまとめましょう。
そして、インデックスをつける。
術後の合併症や観察項目が載っているテキストや参考書を見るとわかるかと思いますが、
麻酔による影響の基本はだいたい同じです。
ここに、術式による影響や患者さんの既往を加えると、個別の観察視点がわかってきます。
このまとめ方は、
看護師になってからも活用できるので、
今から丁寧に整理しておきましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
はな
前回の解答と解説
前回は、腎臓の問題2問でしたね。
腎臓の働きでないのはどれか。2つ選べ
解答:2.5
2.血糖の調整 ⇒ 血糖は糸球体で濾過されるが、近位尿細管で100%再吸収されるため、腎臓は血糖の調整には関与しません。
5.アミノ酸の代謝調整 ⇒ 血糖と同様で、アミノ酸も近位尿細管で100%再吸収されます。
血圧、体液の調整に関して正しいのはどれか。
解答:3
1.レニンは血圧上昇により腎臓から分泌が亢進する ⇒ レニンの分泌は血圧上昇によって抑制される。
2.レニンによりアンジオテンシンⅠはアンジオテンシンⅡに変換される ⇒ レニンは、アンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンⅠに変換する。
4.アルドステロンは傍糸球体装置から分泌される ⇒アルドステロンは、副腎皮質から分泌される。傍糸球体装置から分泌されるのは、レニンである。
5.バソプレシンは腎臓でのナトリウムの再吸収を促進する ⇒ この役割をするのは、アルドステロンである。バソプレッシンは、腎臓の遠位尿細管や集合管に作用して、水の再吸収を促進し、尿量や減少させる。
今日の問題
GW最終日「術後合併症」スペシャル☆
イレウス予防の生活指導で正しいのはどれか。
1.定期的に運動する習慣をつける
2.定期的に浣腸を行い便通を整える
3.食物繊維は可能な限り多く摂取する
4.便が出ていれば腹部の膨満は心配しなくてよい
5.便の硬さはいつも水曜から粥状に整えておく
全身麻酔手術中の深部静脈血栓予防策として適切なのはどれか。2つ選べ。
1.深呼吸を促す
2.下肢の運動を促す
3.術前に弾性ストッキングの着用を促す
4.骨突出部のマッサージを行う
5.間欠的空気圧迫法を行う
答えと解説は次回…












