こんばんは。
看護教員【はな】です。
たくさんお読みいただき、ありがとうございます。
またまた更新が遅くなってしまいました。
この間に、たくさんのお問い合わせをいただきました。
ありがとうございます。
そのお問い合わせで多かったのが、
「急性期の実習を乗り越えるpointは何ですか?」
ということでした。
前回、事前学習についての記事の最後の方に
「おまけ」
として、急性期実習のことを書きました。
おまけのつもりで書いたのですが、
意外とここの反響が大きかったです(笑)
急性期の実習では、
展開が早いです。
事前学習不足だと、患者さんの回復に置いて行かれます。
私が急性期の実習を担当する時には、
必ず前回の内容のことを伝えます。
急性期=怖い
なんて思っている学生も多いかと思います。
でもね、
実は、事前学習をしっかり行っておけば
恐れることはない。
以前に担当した学生のお話。
3年生になって最初の実習が
急性期の実習でした。
3年生になって実習開始まで
3週間の猶予がありました。
決して学力の高い学生ではありませんでしたが、
ポイントさえつかめば、努力できる学生でした。
この学生も
急性期が怖い
と言っていました。
一体何が怖いのでしょうか…
私?
グループ全員に
オリエンテーションで事前学習内容を伝えました。
学生は私に言われた通り、学習をしました。
そして、わからないことがあると、
教員室に質問に来ました。
これを何度も繰り返し…
実習初日に学生が提出した事前学習量を見てびっくりしました。
私が想像した以上の内容でした。
「看護師になってからも絶対活用できる事前学習」
だと思いました。
頑張って行った事前学習。
実習で活用できなければ意味がありません。
厳しいようですが、
事前学習がいくらできていても、
実習内容に不足があれば、
「実習不合格」
もあり得ます。
学生が受け持った患者さんは、
大腸癌の術前でした。
実習中に
腹腔鏡下で腫瘍摘出を予定していました。
事前学習で、
開腹手術
と
腹腔鏡下手術
の学習はしてありました。
もちろん、
全身麻酔についても。
そして、消化器の病棟に行くこともわかっていたので、
人体の構造と機能も学習してありました。
だから、
学生が追加学習した内容は、
大腸癌
と
受け持ち患者さんの既往
についてのみです。
この学生は、
実習病院まで1時間かけて通っていました。
そして、1人暮らしでした。
それにも関わらず、
実習中、
毎日、夜12時には寝ていました。
実習内容は、
観察内容も不足なく、
患者さんとの関係も良好。
患者さんは術後、縫合不全を起こして
再手術になってしまいましたが、
なんと、
その縫合不全の徴候にいち早く気づいたのは
学生でした。
事前学習で観察項目とその見方を学習していたので、
観察をして
「あれ?おかしい」
と気づけたのです。
最初に言ったように、
決して学力の高い学生ではありません。
私は努力の賜物だと思いました。
学生は
「患者さんが再手術になったのはショックだけど
実習自体は楽しい」
「わかるって楽しい」
と話していました。
その後の実習も、
事前学習をしっかり行ったこの学生は、
すごく伸びました。
学習のポイントがわかったということもあるのでしょう。
3年生の4月の時点の実力試験では
国家試験の合格は
「相当な努力が必要」
「このままでは厳しい結果になる」
と、面談で告げ、涙していたのがうそのようです。
もちろん、国家試験は余裕の合格でした。
この学生が事前学習で困っている時に
紹介したテキストがこちら。
テキストは、人それぞれ好みがありますので、
参考までに…
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
はな
前回の解答と解説
イレウス予防の生活指導で正しいのはどれか。
答え:1.定期的に運動する習慣をつける
解説:自然な排便習慣がつくように、食習慣や運動習慣、生活リズムを整えることが大切です。
食物繊維は消化が悪く、腹の中でガスが発生します。腹部膨満の原因となるため、摂りすぎはよくない。便の性状は便秘にならない程度の硬さがよい。
全身麻酔手術中の深部静脈血栓予防策として適切なのはどれか。2つ選べ。
答え:3.術前に弾性ストッキングの着用を促す
5.間欠的空気圧迫法を行う
解説:術中の予防策のため、麻酔中で自ら動くことができないため、1.2は×
4は深部静脈血栓症の病態を考えれば、骨突出部のマッサージは効果的は方法とは言えないことがわかるかと思います。
今日の1問
排便のメカニズムで誤っているのはどれか。2つ選べ。
1.食物は通常、約12時間後に排泄される。
2.排便反射には脊髄反射がある。
3.内肛門括約筋が収縮する。
4.外肛門括約筋が弛緩する。
5.直腸内圧が上昇する。
答えと解説は次回…








