わたしのこと。
と、振り返ってきたのですが、
今回はちょっと飛ばして離婚してからのこと。
今から5年前の今日、私は離婚した。
その日も、その当時住んでいた家を出た日も、進んでいく現実に気持ちが追いつかなくて、なんか落ち着かなかったな。
家を出るとき、元夫の好物の炊き込みご飯やドデカミンなど冷蔵庫にぎっしり詰めて、愛情は確かにあるはずなのにどうしてこうなったかわからぬまま、キスしてお別れした。元夫はさよならは言いたくないと「いってらっしゃい」と見送ってくれた。
多少の迷いはあったものの、望んでいた離婚だった。
清々するはずだった。
しかし、実家に戻ってから私は落ち込んだ。
びっくりするくらい落ち込んだ。
ごはんがのどを通らなくなった。
部屋からもほとんど出なかった。
夕方になると公園で一人泣いた。
買い物に出かけても家族連れを見るのが辛かった。
取り残された気持ちでいっぱいだった。
結婚してても気が休まらない日々だったはずなのに、心の拠り所を失ってしまったみたいな気持ちだった。
夜も眠れなくなった。
明け方まで「離婚」「復縁」などのキーワードでネットの記事を読み漁った。
しかし、家族や友人には平気なフリをした。
仕事もすぐ見つけた。
薬剤師というのは本当に手堅い職業だと思った。
母の言うことを聞いておいてよかったと思った。
12月1日から働き始めること決めた。
新しい就職先の社長に「離婚したばかりなのに」と驚かれたのを覚えている。
それでも相変わらず状態は変わらなかった。
ごはんは食べれず、まともに寝ることもできなかった。
このときの方がよっぽどうつ状態だったな。
多少の迷いはあったものの、望んでいた離婚だった。
清々するはずだった。
それなのに。
なにかおかしい、と思った。
誰かに相談しようと思った。
早く気持ちを切り替えないと。
12月から働かなきゃいけないのに。
それでも、家族や友人には相談できなかった。
相談相手に選んだのは、赤の他人のカウンセラーだった。たまたま同じ鉄道路線が活動拠点だったから選んだだけだった。
カウンセリング当日。
マンションの一室で離婚してからの気持ちを打ち明けた。離婚したくてしたのにすっきりしないのはどうしてなのか、と。私はどこかおかしいのかと。その人はやさしく話を受け止めてくれていた。小一時間ほど話すことで多少すっきりしてきた頃、その人は突然ある問いかけをした。
「お母さんは好きですか?」と。
私はなにを聞かれているかわからなかった。だって、相談しているのは元夫のことなのだから。どうしてここで母が出てくるのか。
私は「嫌いじゃないです」と答えた。
「え?」と思った。
「嫌いじゃないです」ってなんだ??
もう一度「お母さんは好きですか?」と問われた。
もう一度「嫌いじゃないです」と答えた。
私、おかしいと思った。
お母さんのこと好きに決まってるじゃないか。
なのにどうして「好き」って言えないんだ?
「嫌いじゃないです」しか出てこない。
私、本当におかしくなったと思った。
心屋でココロのことを学んだ今となっては、この問いかけは当然の問いかけだよなってわかるけど、当時は訳がわからなかったのを覚えている。
しかしこのカウンセリングが人生の大きなターニングポイントになった。
このあと、心屋に出会うことになって、カウンセリングはその一回きりで終えてしまったけれど、あの人、誰だったんだろうな。感謝しかないな。
さて、次回は心屋との出会いからを振り返ってみようかな。
ふぅ。
5年たったとはいえ、当時のことを思い出すとちょっとせつなくなるね。
記憶は700%うそっぱちらしいけど(笑)
