今宵 ご紹介する映画
『人間失格 太宰治と三人の女たち』
太宰治(小栗旬)は人気作家だが、素行に問題あり
心中未遂を起こした挙句、
相手女性だけを死なせてしまい
そしてそれを公衆の面前で面白おかしく
披露したことで、文壇から白眼視されていた
美知子(宮沢りえ)と結婚し
良き家庭人たることを富士の山に誓ったのも束の間、
名家の娘、太田静子(沢尻エリカ)をスケコマシ
彼女の手による日記(および肉体)の提供を受け
ベストセラー小説『斜陽』を誕生させ
美容師の山崎富栄(二階堂ふみ)には
『俺と死ぬ気で恋愛してみないか?』と口説き
富栄も『戦闘、開始! 覚悟しなければならない』と
応える
祭りの夜、路地裏で
富栄といちゃついているところを
たまたま通りかかった娘に見つかり、
次いで美知子にも気づかれ
『お父さんはお仕事をされてるのよ』と
逃げるように去って行った美知子に
流石に凹む太宰センセ
しかし美知子は夫を責めるどころか
『あなたは天才!
わたしたち家族のことなど壊して
傑作を書いて』と叱咤激励する
治の子をしれっと産み
『斜陽』の連名権を要求する静子と
わたしもあなたの子が欲しいと
TPOも問わずスカートをたくし上げる富栄
二人からの欲しい欲しい攻撃に
辟易としていた(自業自得)太宰は
妻、美知子のこの言葉に救われ
くたばってたまるか!と
代表作となる『人間失格』の
執筆にかかるが、、、
*・゜゚・*:.。..。.:*・'*:.。. .。.:*・゜゚・*
『人間失格』が映画化されると聞き
仲良くさせて頂いている女性ブロガー様方と
『観るよね?観るでしょ?』
『でも、監督って蜷川実花さんなんだよね?』
『、、、』と、
陰でそんなやりとりをしておったのですが
それでも鑑賞に挑んだ感想は、あちらにも書いた
とおり
笑止!!
でございましたので
こちらでは
も少し付け加えさせて頂きます
先ず、
監督はこの作品を
一体誰にミセタカッタノカ?が
わたくしギモンでした
太宰センセ生誕110年の
記念作品なのでしょうけれども
本来であれば、太宰治ファンが
その恩恵を受けるはずが
小栗旬さん演じる太宰センセは
健全過ぎました
R15指定ですんで濡れ場もありますし
小栗さんは減量もされて色気も出てましたし
始終咳き込み、なんなら血も吐いてます
主役を張る役者さんですから、
演技も下手ではありません
でもね
太宰治が醸し出す
あの『ありとあらゆるどうしようもなさ』は
きっと太宰治その人にしか表せないんですよ
だから
どんな名優が演ろうとも
太宰治にはなれないのでしょう、、、
わたしはそういう風に
観てしまったものですから
『人間は恋と革命のために生まれてきたのだ』
という台詞にも、なんだか乗れなくてねぇ、、、
そんな中
宮沢りえさんの台詞だけが
ちょっと胸に響いたと言いますか
檀一雄さんの奥様、ヨソ子さんを思い出します
あの方も、旦那の悪行はともかく
作家としての才能は高く買っていた方でした
どちらも良い奥さんをお持ちですのに
旦那氏連中ときたらなんつうことをさらすのか?
つーか奥さんに甘え過ぎ
因みにわたしは
太宰治ファンではございません
劇中、高良健吾さん扮する
三島由紀夫センセが公言なさったように
弱々し過ぎる登場人物は読んでて気落ちするから。
たまには人の役に立てば? と
言いたいってこともありますし
でも、何故か気になる太宰センセ
下世話なわたしは
だから観に行ったんです
今作にも蜷川実花さんの美意識は
散りばめられていて、静子宅は宜なるかな
決して広くない太宰宅の色使い
乱雑と整然が、良い按配に配置され
嫌が応にも蜷川さんを感じます
他にもですよ
花が一杯で
綺麗ですねー
ビューテホーですねーーー
ただ本質は
そこじゃあなくて、
肝心なのは
太宰治なのですが。
そちらに気を配って頂きたかった
っつうところが偽らざる本心ではあります
しかし
隣でいた女子高生の軍団は
楽しんで観ていたようで
『また観に来よう』って言ってました
驚いたのは
『人間失格』のパンフレットだけが
売り切れていたことで
こちらは田舎で、
パンフが売り切れるなんてアータ
滅多にないことなんざますの
パンフレットは先程の
女子高生たちの腕に、、、
そこは蜷川さん
お写真はお強い、、、
そう考えると
蜷川さんのターゲットは
若いお嬢さん方だったのね
ナルホド
わたしではなかったわけだ、、、(*´ω`*)











