池の底。
コリちゃんは静かに砂をつついている。
まるで世界のすべてに関心がないかのように。
そして‥
ジャンジャン和尚は懐から袋を出した。
かさっと音を立てる。
次の瞬間。
コリちゃんが猛スピードで近づいてきた。
潮音ちゃん:
「来た!!」
ジャンジャン和尚(感動):
「ほら!!
会いに来てくれたであります!!」
潮音ちゃんは少しだけ間を置いて言った。
潮音ちゃん:
「……ごはんですね」
ジャンジャン和尚は力強くうなずいた。
ジャンジャン和尚:
「友情であります。」
池の水面は静かだった。
第三者の目から見れば、それはどう見ても
ご飯をくれる存在と、ご飯を待つ魚の関係だった。
それでも和尚は、満足そうに池を見つめていた。
その日、潮音ちゃんは学んだ。
ニャン寺には——
優しさと勘違いが、同じくらい存在することを。
真の関係
ジャンジャン和尚:親友だと思っている
コリちゃん:餌の出る同居人
潮音ちゃん:すべてを察した
🐟 コリちゃん(心の声)
「与える者は、友情を信じる。
受け取る者は、ただ時を待つ。
――それでも関係は、静かに続いていく。」
池の底で、コリちゃんは今日も砂をつついている。
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