ニャン寺の縁側
ジャンジャン和尚が、真剣な顔で空を見上げていた。
ジャンジャン和尚:
「平和でありますな。」
その足元。
ももちゃん:
「……」
無言で見上げている。
ジャンジャン和尚:
「どうしたでありますか?」
ももちゃん:
「撫でてもいい。」
ジャンジャン和尚:
「光栄であります!!」
全力で撫でる。
ゴロゴロ……
ジャンジャン和尚:
「至福であります!!」
次の瞬間。
ガブ。
ジャンジャン和尚:
「痛ァァァ!!」
ももちゃん:
「今のは違う。」
ジャンジャン和尚:
「どこがでありますか!?」
ももちゃん:
「気持ち。」
ジャンジャン和尚:
「抽象的であります!!」
🐱 第二ラウンド
ジャンジャン和尚、慎重に再挑戦。
そっと触る。
ももちゃん:
「弱い。」
ジャンジャン和尚:
「どうすればいいでありますか!!」
ももちゃん:
「察して。」
ジャンジャン和尚:
「無理であります。」
🐾 観客登場
そこへメルタン住職が通りかかる。
メルタン住職:
「何やってるの?」
ジャンジャン和尚:
「撫での最適解を探しているであります!!」
メルタン住職:
「たぶん存在しないよ。」
🐱 第三ラウンド
ももちゃん、突然ジャンジャン和尚の膝に乗る。
ジャンジャン和尚:
「許されたであります!!」
ゴロゴロ……
メルタン住職:
「奇跡だ。」
ジャンジャン和尚:
「拙僧、ついに——」
ガブ。
ジャンジャン和尚:
「またァァァ!!」
ももちゃん:
「今のは正しい。」
ジャンジャン和尚:
「何がでありますか!!」
ももちゃん:
「正しいけど嫌。」
メルタン住職:
「詰んでる。」
🏁 最終結論
ジャンジャン和尚:
「では、どうすれば——」
ももちゃん:
「何もしないのが一番いい。」
ジャンジャン和尚:
「なるほどであります。」
手を引っ込める。
すると——
ももちゃん:
「ちょっと。」
ジャンジャン和尚:
「?」
ももちゃん:
「なんで撫でないの。」
ジャンジャン和尚:
「!!!!」
🐾 ナレーション
その日、ニャン寺は理解した。
猫とは——
優しさでは攻略できない。
理不尽で構成されている。
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