Z級の底が抜けた
伝説の“くず映画”にようこそ。
Z級映画「クリーピング・テラー」
原題:THE CREEPING TERROR
※本作には『恐怖の怪奇宇宙船』という邦題もあったようです。
1964年/アメリカ/75分/モノクロ
<監督>:
アーサー・ネルソン
<キャスト>:
アーサー・ネルソン
シャノン・オニール
ウィリアム・ソールビー
劇場未公開
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ついに出会ってしまいました。
Z級の底が、さらに抜けた瞬間に。
前回紹介したZ級映画『魔の巣 Manos』を超える衝撃。
もはや重症どころではありません(笑)
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<内容>
ロッキー山脈に宇宙船が墜落。

副保安官マーティンと妻ブレットは、叔父のベン保安官と合流し、現場の調査に向かいます。現場には放置された森林管理官のトラックや帽子、そしてキャンピングトレーラーのような宇宙船が。
墜落の衝撃で外に飛び出した怪物はすでに徘徊を始め、田園地帯で人々に迫ります。
さらに調査が進むと、宇宙船内部にももう一体の怪物が係留されていることが示唆されます。
軍が出動するものの、怪物は予想以上に手強く、拳銃ではほとんど太刀打ちできません。
怪物の正体やその目的は・・・。
■“伝説のくず映画”と呼ばれて
本作は一部で「アメリカ映画史上、最も酷い映画」とまで言われる伝説的作品。
いわば“くず映画”です。
しかし―だからこそ観たくなるのがZ級愛好家の性(さが)ですね。
■モンスターの衝撃
いやぁ~これは凄い。
(ロボットモンスター)
過去に観た「ロボット・モンスター」に負けず劣らずのチープさ。
最近紹介した「水戸黄門漫遊記 怪力類人猿」の着ぐるみが良く見えてしまうほど。
今回の作品のほうが圧勝です(笑)
巨大な布のようなフォルム。
完全に“中に人が入っています”感あり。
しかも動きが遅い。
とにかく遅いのです。

↑この方も丸呑みされてしまいます。
歩けば逃げられるレベルなのに、なぜか皆さん逃げない。
そしてゆっくり丸のみされてしまう…腰を抜かしてしまうのだろうか(笑)
ある意味、ホラーというよりシュールコメディですね。
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ダンスホールで踊っている人たち(ツイストでしょうか、時代を感じます)のシーンなんか、大勢の人が丸のみされるんですよ。おなか一杯にならないのかな?(笑)
■ナレーション地獄
本作、異様に会話が少ないのです。
その代わりに延々と続くナレーション。
どうやら台詞の録音素材が失われ、後から説明ナレーションを大量追加したという説もあります。
いや、そんなことある? と思いますが、本当にあるんです。
それでも完成として世に出してしまうのだから凄いですね。
ほくともびっくりです!
■布モンスターあっけない最期
墜落の衝撃で外に放り出されていた怪物は、田園地帯を徘徊し、民間人を次々と丸のみしていきます。
軍が出動して銃撃を試みますが、ほとんど効果はなく、外にいた怪物は手榴弾でようやく倒されます。
軍というより、少人数の保安官と兵士での対応でした。
なんだ、最初からそれでよかったのに(笑)
一方、宇宙船内に残されていた怪物は脱出し、博士に迫ります。
しかしそこへ到着した副保安官マーティンのパトカーが怪物に衝突。
あっさり怪物は死亡します。
あれだけ銃撃に耐えたのに……。
いやぁ~追突されただけで死んでしまうなんて、もしかしたら黄門様のかくさんの空手チョップでもいけたかも(笑)
博士は最後に語ります。
「この怪物は人間を捕食し分析、その情報を宇宙へ送信する偵察生物ではないか。その大元の故郷の惑星が今も存在するかどうかは……神のみぞ知る」と。
伏線回収?
そんなものはありません(笑)
■ほくと的総評
完成度はもちろん低い。
しかし、記憶には残る。
怖いというより、愛おしい。
これはB級ではない。
確実にZ級です。
映画史の珍品を発掘しました。

正直、万人には勧めません。
しかし“ネタ映画”としては一級品です。
興味のある方はどうぞ!
いやぁ~こんなものでも上映してしまう当時の映画館事情、懐が深すぎます(笑)
普通に評価:5点満点中0.8
Z級作品として:5点満点中4.2
(画像すべてお借りしました)

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予告動画(モノクロ)
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↓フル動画(カラー)
なんとAIでカラー化したフル動画も発見。
5分42秒から本編開始です。
よりチープな感じが分かります。
49分48秒からダンスホールにモンスター出現。
ダンス(ツイストかな)その踊りが時代を反映しています。
ただ、みんな丸呑みされます(笑)。







