新人記者時代に出会った名デスク
金子慶一さんに教えられたことを
昨日から書いています。

24年前のことですが、
記者の基本は変わらないと思います。
新人記者は昔、事件事故の取材を担当しました。
私もそうでした。
・警察署
・裁判所
・検察庁
・海上保安部
・第一管区海上保安本部
1人で担当します。
事件事故を担当になりたてのころ。
ある交通事故を記事にしました。
午後5時前に原稿を出しました。
当日の紙面担当は金子さんです。
私が書いた原稿用紙に目を通した金子さん。
「ん?」
金子さんの癖です。
疑問を感じると発する「ん?」に緊張しました。
金子さん
「荒川、これはどういうことなんだ?」
私はその部分を取材していませんでした。
私は「今、聞きます」と言って自席に戻り
電話の受話器を取った瞬間、
金子デスクから怒鳴られました。
「バカヤロー!走って行け!」
小樽警察署は走って10分程度の距離です。
全力で走って副署長に聞いてきました。
(警察署の広報担当は副署長です)
息を切らせて支社に戻り、
金子デスクに報告しました。
一件落着と思ったら、再び金子デスクが「ん?」。
「これはどういうことなんだ?」
その部分も聞いていなかった私はすぐ、
「行ってきます」
全力で小樽警察署に走りました。
2回も走ってきた汗だくの私を見て、
副署長が笑います。
「新人記者は大変だね~。鬼デスクにしごかれて」
わずかな記事で2回、警察との往復をした話を
後輩に何度か話したことがあります。
「この2回ダッシュには多くの意味がある」と。
・足を運んで聞くのが記者の基本
(電話取材は仕方ない時だけ)
・足を運んだ記者と電話だけの記者では、その後の対応も変わる
(他の署員も見ています)
最後は人間と人間の関係になります。
それを簡潔に教える金子さんはすごい。
明日以降も1、2回、金子さんの思い出話に付き合ってください。
たくさん思い出してきました。