Fly Me To The Moon (In Other Words)
(Bart Howard)


<VERSE>

単純なことを云うのに

 

詩人たちはよく多くの言葉を使し

詩を歌うために

 

思考力や時間、押韻を必要とする


だけど私が書いた歌は

 

あなたのために奏でてきた音楽と歌詞

私の思いに気づいてほしくて作ったの

歌いながら説明するわね



<CHORUS>

私を月へ連れていって

そして星たちの間で私を遊ばせて


 

木星や火星には

 

どんな春がくるのか見せてほしいの


それはつまり、私の手を握ってということ

つまり、やさしくキスしてということ


 

私の心を歌で満たしてほしい

そして永遠にいつまでも歌っていたい


私が心から求めいるのはあなただけ

私が心から慕い好きでたまらないすべて


 

それはつまり、どうか嘘をつかず誠実でいてということ

つまり、私はあなたを愛してるということよ




(日本語訳:東エミ)
photo/HDW







お馴染みのスタンダードナンバー 「Fly Me To The Moon(In Other Words)」。
ジャズをあまりお聴きにならない方でも、この曲は知ってる!と言う方が多いのではないでしょうか。


1954(昭和29)年、Bart Howard(バート・ハワード)の作詞作曲によって誕生しました。

 

今は「Fly Me To The Moon」がタイトルとして定着していますが、誕生当時 『In Other Words』(「つまり、言い換えると」といった意味)がオリジナルタイトルで、ワルツ(3拍子)で演奏されていました。ファーストレコーディングはアメリカ人女優でコメディアン及び歌手のKaya Ballard(ケイ・バラード)。

 


「Fly Me To The Moon」と名も変わり、今日のようなスタイルになったのは、1962(昭和37)年、作曲および編曲家のジョー・ハーネルがボサノヴァ風にアレンジしたことが切っ掛けでした。

その後は、数多くのアーティストによって自由自在に演奏され愛されていますが、フランク・シナトラの歌声で世に広く知れ渡ったことは忘れてはいけません。

シナトラのカバーが世に流れ出た1960年代は、1961年~1972年にかけて実施されたアメリカ・アポロ計画(NASAによる人類初、月への有人宇宙飛行計画)の時代。

“Fly Me To The Moon”(私を月に連れて行って)と直したタイトルは、まさに時代にぴったりと合い、大ヒットにつながったのでした。


ところで、歌詞の中で繰り返される「Let me〜」。
日常会話でよく使う表現です。

 

私のYouTubeチャンネル『Emmy’s English and Jazz』で

いくつかの例文と共に解説しました。ぜひご覧ください!

 

 


Kaya Ballard/In Other Words (Fly Me To The Moon). ワルツで歌っています。

 

 

Peggy Lee / In Other Words (Fly Me To The Moon). Verseから歌っています。

 


Joe Hernell/Fly Me To The Moon. ボサノヴァのリズムが爽やかです。

 


Frank Sinatra/Fly Me To The Moon. 

 


Diana Krall/Fly Me To The Moon

 


Astrud Gilberto/Fly Me To The Moon

 

 

Oscar Peterson/Fly Me To The Moon

 

 

Joey DeFrancesco Trio /Fly Me To The Moon



Beegie Adair Trio/Fly Me To The Moon

 

 



 

 

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