アニメに限らず良質な作品ってのは終わった後も色々と考察を読んだり、考えたりして楽しめますよね。
それだけ作品のバックボーンがしっかりしている事の証明ではあると思います。
以前紹介した
『アポカリプスホテル』もそんな作品のひとつで
人類がいなくなった地球に取り残されたロボット達がいつか帰って来るであろう人類の為にホテルを営業し続けるというおおまかなあらすじ。
「わたしには心が無いのでわかりません」
と無感情のホテリエロボットが回を追うごとに、どう考えても感情や自我が芽生えているよネ?と思うシーンが出て来ますね。
あ、この記事はネタバレを大いに含むので、まだ見ていない方は注意してくださいね。
ホテリエロボットの「ヤチヨさん」は最初クールでいつ帰って来るかわからない人類を待ち続け、淡々と変わらない毎日を繰り返しています。
朝礼のシーンでは
「現在宿泊中のお客様0名、本日新規宿泊予定のお客様0名、昨日のホームページ閲覧数0件、目標未達です。今月の宿泊目標1440名、達成まで1440名です」
これを百年間続けてきたわけですね。
まさに感情の無いロボット感を演出しています。
クーラントが入手出来ずに、すぐオーバーヒートしてしまうドアマンロボさんに
「ドアを開けるのを控えては頂けませんか」
と何千回もお願いしていると言う事が語られています。
ここまでは無感情なロボット描写ですが、
あるトラブルによってにわかに雲行きがあやしくなってきます。
お客さんが来なくても部屋の掃除はきっちり毎日している様で
汚れなし!
水滴なし!
カビなし!
アメニティよし!
シャンプーハットなし!?
「・・・・」
略)
シャンプーハットなし!?
シャンプーハットなし!?

ここから非常事態宣言が発令し、ヤチヨさんは変なシュミレーションを行い絶望的になったところで、
例のドアマンロボさんがタイミング悪い所でオーバーヒートを起こします、
いままでクールに対応していた零着鎮静なヤチヨさんがとうとうブチ切れます!(笑

「あぁけるなっつってんだろぉ!!!」
バシャーーーッ!
ヤチヨさんに感情が現れた瞬間?
いままでいつまでも帰ってこない人類を待つと言う、ストレスを抱え続けてきた事が大きな負荷となりつづけ「シャンプーハット」が無いと言うトラブルによってついに爆発してしまったのでは?
人類の平均寿命を考慮してもオーナーが戻って来るとは考えづらいが、あえてその予測を封印し続けた事が相当のストレスとなっていたと推測できるかも知れない
そして、
このタイミングで現れる地球外生命体、
ごく当然の様にお客様と迎え入れるヤチヨさん・・・

人類以外をお客として認識する事は到底考えられない筈である。
人類を待ち続け、戻って来る可能性を0%と認めたくないヤチヨさんのAIが完全に狂気を宿した瞬間ともとれる。
そう思うと
「愛すべきお客様に、ハートフルな今日と、最高の笑顔を」
とにっこり笑うヤチヨさんの笑顔の直前の不敵な笑顔の演出にに意味があるような気がしてしょうがないのです。
蛇足ではあるがっ!
キャラクター原案の竹本泉氏の描くヤチヨさんは
まったくロボット感無くてよいよね!(*'▽')b
なお、本記事は
このサイトを大いに参考にさせて頂きました。
更に詳しく知りたい人は是非!
お は り !









