評価されるRCTとは | グルコサミン博士のブログ

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8回グルコサミン研究会学術集会で、神奈川工科大学応用バイオ科学部栄養生命科学科の田中平三先生が登壇し、「健康食品・サプリメントの臨床試験で最も重要なこと-国際的に評価されるRCTとは」と題した特別講演を行いました。


RCT(Randomized Controlled Trial)とは、無作為化比較試験のことです。

田中先生は米国のFDAなど、世界の行政機関が採用している健康食品・サプリメントの成分をまとめた「ナチュラルメディシン・データベース(NMDB)」について説明しました。NMDBに日本のトクホ商品の成分が掲載されていません。その理由について、田中先生は、「トクホはRCTのデザインが悪いから」と説明、日本の製品が世界標準に近づくためにも、RCTのデザインに優れた臨床試験の実施を呼びかけました。


また、グルコサミンなど変形性関節症に有効とする成分に対するNMDBの評価は、グルコサミン塩酸塩=データ不十分、グルコサミン硫酸塩=likely effective(医薬品の次に有効である)、コンドロイチン硫酸=possibly effectiveでした。コンドロイチンよりグルコサミンの有効性レベルを高く評価しています。

(グルコサミン塩酸塩臨床試験はほとんど2000年に入ってから行ってきましたので、硫酸塩との評価の違いはタイムラッグによるものと筆者が推測しています。)


これらのなかでlikelyあるいはpossibly effectiveと評価されているものは、田中先生はRCTを実施しなくても、「新規のトクホ」として許可し、「関節の動きが気になる方の食品」という機能強調表示を認めるのが望ましいと述べられました。


また、健康食品の安全性については、学術識者のみが審査を担当する「ハイクオリティ認証」についても紹介しました。