食品リスクコミュニケーションの難しさ ②矛盾 | グルコサミン博士のブログ

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食品のスリクコミュニケーション(リスコミ)について、メディアから得た誤解はかならずしも消費行動には反映されず、無添加や無農薬食品を買う人はそれほど多くない。「危険」という情報がそれほど深刻に受け止められていないのは食品の安全性がきわめて高く、被害が出ていないという事実を多くの消費者が直感的に理解しているのではないか。

多くの企業が「消費者の不安を解消のため」という理由で「無添加・無農薬」を販売し、これを自社商品の差別化に利用する。そのような商法が消費者の「危険」という知識を補強する。その一方で、非科学的な情報を訂正する仕組みは散発的な意見交換会以外にはほとんどない。

メディアは読者に危険情報をいち早く伝えて被害の拡大を防ぐ役割を背負うが、それが行き過ぎて健康に被害がない間違いや小さな違反行為を大きく報道し、ゼロリスクと法令の完全順守が可能であるかのように幻想を広める。すると企業は安全とは無関係の表示の誤印字でも食品回収・廃棄し、お詫び会見、お詫び広告という過剰防衛を行い、そのための費用はメディアの避難と消費者の不信を避けるための経費と考える。