グルコサミンの内服が変形性関節症患者の症状を改善させるという臨床研究はたくさん報告されています。ではスポーツ競技選手にはどうでしょう。順天堂大学百村先生は「自転車競技選手におけるグルコサミン内服の評価」をテーマに発表しましま。
日本競輪学校で訓練をうけている学生53名を対象に、グルコサミン1500mg内服群、グルコサミン3000mg内服群とプラセボ内服群に分け3ヶ月間経口服用しました。その前後骨形成および吸収マーカー、軟骨分解マーカーを測定したところ、骨形成マーカーBAPは3群ともに内服前後において有意な差を認めません。骨吸収マーカーNTxはグルコサミン内服群で服用前と比較して有意に高値を示しました。この結果から骨リモデリングが促進する可能性が示唆されました。
一方、軟骨分解マーカーCTXⅡはグルコサミン内服群で服用前と比較して有意に低値を示しました。グルコサミン内服により自転車競技による関節への負担を軽減できる可能性が考えられました。
なお、グルコサミン1500mg、3000mgの長期服用による副作用は認められませんので、グルコサミンの安全性が再確認されました。