グルコサミン研究会第四回研修会② | グルコサミン博士のブログ

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今回は、「変形性関節症(OA)の病態とマーカーによる評価、進行予知」をタイトルに藤田保健衛生大学の山田治基先生の講演を紹介します。


OAの診断・評価ではレントゲンなどの画像診断が使われてきましたが、評価能力に限界があります。


関節を構成する軟骨や、滑膜、骨などの病態をより客観的、リアルタイムでとらえる関節マーカーがOAの補助診断法として応用されつつあります。その中にⅡ型コラーゲンのC末端分解ペプチドであるCTX-Ⅱは臨床症状や関節隙間狭小化と関係しているとされています。また、COMPも血清中の反映がよいマーカーとされています。


以前にも紹介しました東大吉村先生の大規模地域コホートにおける検討では、初診時のCOMP測定により2年以内に急遽に膝OAが進行する群を予知できることが明らかになっています。


従って、関節マーカーはOAの診断・評価だけではなく将来の進行予知、NSAIDsなどの薬剤に対する薬効評価法としての応用も期待されています。OAに対する評価法として画像では得られない情報を提供できる潜在的な可能性を有していると考えられています。


OAに対するグルコサミンの有効性はWOMACやJOA score、VASなどを用いて臨床試験を行ってきましたが、マーカーによる評価および進行抑制へ有用性の実証が必要でしょう。