9月30日、国民生活センターは、こんにゃく入りゼリーを喉に詰まらせ、兵庫県の1歳10カ月の男児が死亡したと発表しました。
このようにこの被害は、幼児や高齢者に集中しているので、国民生活センターは、幼児や高齢者に食べさせないようにと注意を呼び掛けていますが、同じような事故はなかなか絶えません。
こんにゃくゼリーを巡っては、昨年3月に死亡した三重県伊勢市の小学1年生の男児の両親が、製造元企業などに損害賠償を求めて提訴し、被告企業がゼリーの新製品開発をやめ、他社分も含め同種事故が発生した場合はこんにゃくゼリーを生産中止するなどの内容で9月に和解が成立したと報じられています。
今回のこんにゃくゼリーの死亡事故を話題に、弁護士たちが「少数でもこのような事故が生じているのなら、将来の被害者を一人でも防ぐために製造禁止にすべきだ」と議論しているのを耳にして、私は製造禁止にまですることはやりすぎではないかとも感じました。
こんにゃくゼリーは、発明といってよいくらいの商品だと思います。
小児の事故のほとんどは本来親の責任です。それなのに近年は親の責任が全くと言っていいほど忘れられて、社会や企業の責任追及だけに終わっていませんか。
こんにゃく入りゼリーが、窒息の原因になるから禁止というなら、窒息の原因として、こんにゃく入りゼリーの何十倍も窒息のリスクの高い餅、米飯、パンも禁止しないと、バランスが取れないと思う。
また、多くの人々の命を奪っているタバコでさえ製造禁止にできないのに、こんにゃくゼリーが製造禁止になるようでは、ナンセンスだと私が思います。
リスク(危険性)とベネフィット(便益)は常に共に存在し、これらのバランスを勘案して使用するかどうかは使用者の責任・判断ではいけないのでしょうか。
さらに、製品や、アイディア、企業、など、問題があったら消せ、という発想から進んで欲しいと願います。企業も受身や単なる表示をしたからもう良い、と留まらず、リスク管理として、一度思い切ったキャンペーンの全国展開や、CM等も使い注意喚起を図るなどする事も消費者・企業側ともにメリットがあるかと思います。