服部双葉です。
生き辛かった人生が
ラクに楽しくなるまで♡を書いています。
前回まではこちら![]()
ずっと生き辛かった私 ① ② ③ ④

近所に住む伯父も来て
大人たちの会議は続いた
時折かかってくる警察からの電話
これが怖かったことを覚えている
いきなり訪れた非日常
訳の分からない焦りを感じて
日々を過ごしていた

何ヶ月か過ぎた頃だったと思う
母が戻って来た
母が戻ってきたことはとても嬉しかった
でも、両親の微妙な空気を感じ
それをどうにかしようと
無意識に『明るい子供』を演じていた
それから約一年
普通の日々に戻ったと思っていた
高校の入学後のある日
また母はいなくなった
その頃のことは
『もう帰ってこない』
という確信があったことしか覚えていない
それ以外で唯一覚えているのは
高校で最初の遠足の時
お弁当を作って来てくれた伯母が
「お弁当がないのはかわいそうだから」
と言ったひとことだった
『かわいそう』と言われたことに
よく分からない違和感を覚えつつ
「おばあちゃんが色々してくれるし
普通に生活出来てるから大丈夫だよ」
と笑顔で返事をしていた
でも、安心した後の二回目は
私の心に大きな爪痕を残していた
⑥へ続きます。
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